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煙草を吸った後、廊下を歩いて居るとシャオロンと出くわした。
未だ早いのにな……、と時計を見やるとなんと6時、もう30分も話していたのか。
朝ごはん食べいかなきゃな、なんて考えながらも何となくの気まずさを感じながら歩くと、シャオロンの方に避けられた。
……、何かやな感じ。
嫌、別に話したい訳ではないんだけど。
無視(正確にいうと違うが)されて尚話し掛けられる程強いメンタルは持ち合わせていない為そのまま歩いて行くと、A、と声を掛けられ腕を掴まれた。
「……？ 何、どしたの？」
「あー……、今日10時から会議室で会議やって」
気まずいのか視線を彷徨わせながら言うシャオロン。
別に気にしてない……訳ではないが、過ぎたことだし別にいいのに。
それに、ゾムのせい、らしいし。
「そっか、ありがとう」
そのまま手を解いて医務室へ向かおうとすると、まだ言いたいことがあるのか口を開けたり閉じたりしている。
言いたいことは大方予想がつくから、早くいってほしい、なんて。
「ごめんな、あんなことして」
ああ、やっぱり。
正直聞き飽きてしまったその言葉に小さく笑い
「大丈夫だよ、これから、前みたいに仲良くしてくれるなら」
「ほんま！？ 仲良く、させてほしい」
にぱーっと太陽の様に明るい笑顔で私の手を掴む。ぶんぶんと上下に振り、無邪気に笑う姿がなんだか犬の様にも見えてくる。
手を振られながらも時計に目をやると六時十五分。
今日はぺ神と話もしたいからはやく行かなくちゃ。
「もう、行かなきゃだから……、ごめんね」
手を解き歩き出そうとするとあからさまにしゅんとし、思わず頭を撫でる。
さらさらで心地良い髪、シャオロンも嬉しそうにしている。
「さらさら……、ありがとう、今度こそ行くね」
「おん、また会議の時」
今度こそシャオロンの元を離れ、医務室に向かって歩き出した。
「んは、会議の内容聞いたら吃驚するやろな
吃驚した顔もきっとかわええし、アイツ馬鹿やし気付いてもないんやろな
俺らがゾムに従ってただけだと思うん？
てかほんと、仲良くしてくれるなら、とか可愛すぎやろ、しかも抜けてて阿保、
あーあの顔思い出すだけで二回は抜けるわ」
気色の悪いことを言い、黄色だった瞳をすぅ…と細めた。
その目で、獲物を捉えたかのようなその目で彼女を見つめる。
純粋無垢な彼女は、一体どこまでけがされるのだろうか。
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白瀬(プロフ) - この作品はもう更新できません！ https://uranai.nosv.org/u.php/novel/Kur0se16/ ←リメイク版を書きました元1939現白瀬です！コメントなんて見てる人いるか分かんないけど宣伝！良ければ見てください！！ (12月25日 13時) (
レス) @page2 id: 88f60c6208 (このIDを非表示/違反報告)
1939(プロフ) - 理沙（まいか）さん» 返信遅くなり申し訳ありません、コメント有難う御座います。把握いたしました、修正しておきます。 (2022年3月1日 15時) (レス) id: 82056bb584 (このIDを非表示/違反報告)
理沙（まいか）(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。フォントを配布している者です。私のフォントの中にライセンス表記が正しくないものが多かったため一度利用停止してもらってもよろしいでしょうか？ (2022年2月24日 17時) (レス) id: 4a1dde520e (このIDを非表示/違反報告)
1939(プロフ) - 移行先です。御迷惑お掛けし申し訳御座いません。 (2021年6月24日 18時) (レス) id: cf06e0e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1939 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年5月28日 7時
