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「お、この前の子だ。こんにちはー、あの銃の使い勝手どう？……んー、やっぱちょっと重かったか。しゃーないね、後で改良しとく。というか君さ、なんでこんなとこまで来たのー？あ、俺は散歩中ね。……研究室の人が俺を探し回ってた？嘘ー、聞いてないんだけど」
「どーも、俺登場ー。ねえ、Aちゃん食堂行かない？うん、そろそろお腹空く頃かなーと思って。ね？あ、仕事残ってるの？じゃあ俺Aちゃんの分も取ってくるよ、ここで食べよっか。……ああ、パスタでしょ？知ってる知ってる。好きなんだもんねー。…………教えたことないのになんでって？あー、そういえばなんでだったかな。あはー」
「ぅ、げぇ……誰ー、ここの部屋でタバコ吸ってたの……え？君？うーん……俺もよく使う部屋だし、肺に来るからあんまここで吸わないでよー。俺タバコめっちゃ嫌いなのー」
「んー、ただいまー……って、え？何何ぃ、なんで管理班の子が来て……ハンベリーで見つけた資料の解析データが送られてきてない？あれってAちゃんの担当じゃ……あー、そういえば俺のデスクにそんな感じのファイル送られてきてたかもしんないなー……うー、ごめんって。だって仕事って聞いてなかったからさー…………まあ確かに聞く前に部屋出てったのは俺だけどー」
「変わるのが恐いのは、ただ単に自分が見えてないからでしょ？言動やら外見やらを変えただけで自分が自分じゃなくなったーとかほざいてるの、正直傍から見たら馬鹿らしいものじゃない。周りにひっついてるものに気を取られて、自分をちゃんと認識できてないってだけ。他の人間からしたら、変わったとこなんて上辺だけよ」
「バケネコって何、って？あー、新入りの子にはよく聞かれるね、それ。俺も一回先輩とかに聞いたことあったけど、あのとき上手くはぐらかされて結局分からず終いだったね。というか、何なら色々研究に携わってる今でも解ってないよ。……そんなあからさまに残念そうな顔しないでよー、仕方ないでしょ？文献とかってそもそも欠けてるところも多いしさ、一概に何とも言えないのよ。だから、単なる好奇心なんだったら未来の自分にでも聞いてねーで終わるし、本当に解明したいんなら地上の……それこそ、一切踏み入れてないシルベの辺りとかまで調べ尽くさなきゃいけないし……わー、考えただけで大変だー」
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