REBORN ―己の使命。そして存在―弐 (ページ10)

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終戦ページ10

刻々と時間が迫ってくる。

そして、ついに2人がいる図書室のハリケーンタービンの音が鳴り響いた。

ｽﾞｶﾞｧｧｧｧﾝと、大きな音がする。

明日から図書委員、掃除大変そうだな。←

ツ「獄寺君!!」

貴「ベル!!」

2人は同時に叫んだ。

しばらく静寂の間があり、そして観客席の目の前に立っていたのは…

獄「すみません…十代目…。リング取られるってのに花火見たさに戻って来ちまいました…。」

貴「ベルは…？」

スクリーンの中でぼろぼろになっているベルが仰向けに倒れ、…そして笑っていた。手には――――リング。

べ「しししリング……アイムウィナー!」

チ「嵐のリングはべルフェゴールのものとなりましたので、この勝負の勝者は、べルフェゴールとします。」

ス「う”ぉぉい!!笑える結末だったなァ…これでいよいよ貴様らの命は風前の灯火だぁ!!!」

もちろん、『笑える結末』って言った時点でAが思いっきりスクアーロの事を睨んでいたけどな。

チ「それでは、次の対戦カードを発表します。明晩の勝負は……雨の守護者同士の勝負です。」

隣でスクアーロが戦えることを喜んでいたのだが、すぐにAがスクアーロの服の裾(訂正、髪の毛)を掴んでベルのもとへと大急ぎで向かっていった。

俺は獄寺に近づく。

祐「お疲れだったな。ベル相手に。面白いものを見たと思ってる。」

獄「あ"ぁ”？誰だ、テメェ…っ!!」

痛みが残るせいか、喧嘩をうっているいつもの顔がゆがむ。

祐「そんなに警戒するな。今戦闘になれば、俺は失格だしな。ただ話がしたいだけだ。お前らとな。」

こんなに近距離に行って、言葉も発してるのに、本当に気付かないんだな。

そこに、見知らぬ奴…あぁ、おっさんが隊長のアレか…。

＾ｐ＾「雷撃隊が次々とやられています!!」

(↑は気にしないでください。)

祐「侵入者…？」

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ツ「雲雀さん!!雲雀さん、来てくれたんだ…!!本当にリング争奪戦に加わってくれるんだ…!!あの最強の雲雀さんが!!」

雲雀雲雀うるさいな、こいつ…。

でも、ここに恭也がくるのか…。

一昨日会った時も全然と言っていいほど話してないしな…。

今ここにはAもいない。ちょうどいい機会だ。

2秒後に気付いた。今の俺、気付かれちゃ駄目じゃん。と…。

雲「構内への不法侵入、および校舎の破損…。連帯責任でここに居る全員かみ殺すから。…？」

何か…俺の方見てる…？

…俺のこと気付いたわけじゃないよな…？

まさか…な…。