こいつだけはない【MG】 (ページ35)

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MG「じゃあ、海にいた幽霊がミョンホってこと？」

『幽霊ってやめなさい。』

MH「人を幽霊扱いしてたわけ？
相談に乗ってあげたのに。」

『あらら？ミョンホくん。
韓国語が上達したんだねぇ！ちょっと黙ろう。』

MG「何？相談ってなんの？俺には？」

『なんでミンギュに相談すんの。』

かなり、面倒臭いことになった気がする。

恋の相談とか絶対会わないと思ったからしたんじゃん！

なんでミョンホいるのさ…。

『ミョンホ、お口チャック。』

口元にチャックをするようにミョンホに見せると彼もまた、私を真似てチャックした。

クールそうな見た目をしている割に意外と可愛いところがある。

ミョンホはミンギュと違って口が堅そうだし。

まぁ、一旦様子見。

MG「ねぇ、なんなの？
2人して俺に秘密はないでしょ。」

『ミンギュくん、誰にも言えないことくらいあるって言ったのは君だよ。』

MG「うざい。」

『痛い！つねんないで！』

MH「ミンギュ。女の子に暴力はダメでしょ。」

『なに、ミョンホ優しい。
ミンギュと違ってスイート！』

ミョンホによると中国にいる時、親から女性には優しくと教えられたらしい。

できた子すぎて自分が恥ずかしくなるくらいだ。

大袈裟にミョンホの後ろに隠れるとミンギュは眉間に皺を寄せて私をじろっと睨んだ。

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