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『へー!ミョンホってダンスもやるんだ。』
MH「まだまだだけど。」
『なんでもできる人なんだねぇ。
彼女は?いないの?』
MH「いると思うの?」
『いいえ、全く。』
そうだった、私はこの人に相談したのにろくな答えが返ってこなかったんだった。
誰もいない放課後の教室で、私たちは話に花を咲かせていた。
恋愛下手ってやつ?
『じゃあ私と同じだ。』
MH「誰がお前と一緒なの。
自分のダメなところ直さないで無理やり彼氏作ろうとしてる人と一緒にしないで。」
『ミョンホくんや…言葉の暴力もやめてくれたら最高だよ…。』
MH「はぁ…。あのさぁ、本当に分かってないの?」
『なにが?』
MH「好きな人。いるんでしょ。」
『…いないよ?』
MH「いるんだよ、いるの。俺にはわかるもん。」
『えぇ…私がわからないのになんでミョンホがわかるのさ。』
MH「近くにいるって言わなかった?」
『近くって物理的に?心理的に?
え…お兄ちゃん…?』
MH「バカなの?ソクミンは?ミンギュは?」
『ちょっとちょっと、ソクミンはミンジの彼氏なんだけど。
人の彼氏奪うほど愛に飢えてないよ。』
MH「ならミンギュは?」
『ミンギュは…幼馴染じゃん。』
MH「だからなんなの?幼馴染じゃ恋しちゃいけないルールが韓国にはあるの?」
『そんなんあるわけないじゃん…。』
MH「その引いた目をどうにかしろ。」
だって、ミョンホの話ってすごく難しい。
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作者名:だんご | 作成日時:2022年11月30日 14時