こいつだけはない【MG】 (ページ24)

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やっとのことで夏休みに入ったと言うのに、この有様はなんだ。

私の部屋で伸びに伸びまくってる私とミンギュ。

暑い日差しをカバーするようにキンキンに冷えた部屋がたまらない。

昔から節電って事で夏になるとどちらかの部屋に集まるのが定番だ。

『ミンギュ、ティッシュ。』

MG「俺はティッシュじゃない。」

『そんくらい伝わるだろ、こんにゃろう。
ティッシュ取って。』

MG「いった！わかったから！」

『いい子だ、キム・ミンギュ。』

MG「まじで、そんなんだから彼氏できないんだよ。」

『やめて。ただでさえミンジに裏切られて悲しいんだから。』

そう、あれからなんだかトントン拍子でものが進み、ソクミンとミンジは恋人になった。

いや、なってしまったの方が正しいのか。

『ミンギュだって彼女いないじゃん。』

MG「俺は作らないだけね。
できないAとは違うの。」

『腹立つなこいつ。』

MG「カップルと俺らで海とかキツすぎ…。」

『悔しけりゃ彼女作れ。』

MG「俺に彼女できたらA1人だけど大丈夫そ？」

『…私も彼氏作るかな。』

SC「彼氏！？お前彼氏できたの！？」

『うざい、盗み聞きするな。』

SC「やー！唯一のオッパに対してそれはないでしょ。
あ、ミンギュ来てたんだ。」

MG「付け足した感がすごい。
ヒョンってもう彼女と別れたんでしたっけ。」

『あー、私にすら嫉妬してくるトチ狂った女。』

SC「付き合ってなかったんだよ。きっと、うん…あれは幻覚。」

このオッパ、なんか可哀想だな。

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