嫌 い だ 。 ページ2
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ある日、少年の住みかの近くに男が二人現れました。
こんなところに、人間がくるなんて、と少年は思っていました。
迷いこんだ人達だろうと目を凝らし、耳を澄ませてみました。
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”ここのルピナス草原に___少年がいるらしいぜ〜“
“取っ捕まえて自慢しよーぜ!”
なんて、声が聞こえたらしいです。
がたいの良い二人組に比べ、少年は体つきが細いです。
これでは、丸腰でいけば取っ捕まえられてしまうのは目に見えています。
そこで、少年はルピナスの草原の端にある木々の後ろに隠れることにしたのです。
自らの体が傷だらけになるのは嫌だからです。
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10数分間少年はじっと男二人組を見ていました。
男達は少年のことを10数分間探していたからです。
それから、30分がたちました。
男達は諦めずに探しているのですが少年はじっとしているのが飽きてしまい天を仰ぎました。
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薄い月がだんだんと見え始めてきていました。
夜が近づいてきているなぁ。
そんな事を考えていました。
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かさっ
かさっ、
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作者名:ぷぅま | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/puuma04271/
作成日時:2017年9月11日 21時