舞い堕ちた少女と流星ボーイ～第3章～ (ページ5)

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舞い上がって93 ページ5

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基山side

空港のとこから遡るんだけど俺の居ない間にもAちゃんの過去が明らかになっていたらしい。

鬼道君に「教えるか？」と言われたが断った。

俺は鬼道君の口からAちゃんの過去が聞きたいんじゃない。

Aちゃんの過去はAちゃんの口から聞きたい。

そう思った。

音無さんに「このことはAさんには言わない方向で！」と言われたし辛い過去だったらAちゃんを傷つけるかもしれない。

それなら尚更だ。

1人で辛い過去を抱えてほしくない。

そう思った。

まぁ、二人きりの時に聞こうかな

と思ったが、案外それは早く来た。

今＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

福『ヒロトごめんね..。私が行ってればヒロトに迷惑かけなくて済んだのに...本当にごめん！！』

と頭を下げるAちゃん。

基「顔をあげてよ、ね？俺は怒ってないし、謝るんだったらマネージャー達に謝った方がいいと思うよ(苦笑い」

福『....(察し』←

見ての通り二人きり。

Aちゃんの過去を知るにはいいチャンスだ。

ありがとう音無さん。
とパーティーのとこに遡る。

パーティーに招待されたにも関わらず円堂君は来ないわ、来たと思ったら木野さんをおぶって帰ってくるわ、Aちゃん来ないわの三点セットだった。

そこで音無さんが「Aさんを連れ戻しに行って下さい！」

と言われジャージに着替えてAちゃんが居る(らしい)ジャパンのグランドに行くと＿＿＿＿＿＿＿＿

各国の代表のキャプテン達とサッカーをしていた。

凄く綺麗なフォームで次々に抜かしていく。

単純に凄いと思った。

選手じゃないのが勿体ないくらいだ。

まぁ、次から一緒にプレーしていくけど、凄いセンスと技術の持ち主だ。

っていけない、声をかけないと。

基「Aちゃーん！」

と声をかけると彼女は振り向いてビックリしていた。