舞い堕ちた少女と流星ボーイ～第3章～ (ページ33)

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舞い上がって116 ページ33

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この手紙は誰が私に送ったかなんてすぐ分かった。

わざわざ手紙の隅に地図まで添えられちゃってさぁ。

必ず来いってことだよね。

それから適当にほっつき歩いていたら

ﾊﾞｼｭｯ！！ﾊﾞｼｭｯ！！

ん？

見るとコートには立向居君の姿が。

福『？立向居君？』

...今日は休みなのに..。

立「！Aさん....？」

福『練習に付き合ってあげようかー？』

頑張っている立向居君を見てたらつい言ってしまった。

.....それに一人で練習するの不安や焦りに繋がるし。

立「！！Aさんが良いのならぜひ！お願いします！！！」

福『おっし！』

私は下に下がりノーマルシュートを打つ。

...もちろん止められるけど。

福『ナイス！』

立「いえ、これぐらい..！

あと、図々しいお願いかもしれませんが、

“波風クレッシェンド”を打ってもらっても良いですか？」

福『！？！？えぇ？！

ぅん、まぁ、いいけど..。』

そんなｷﾗｷﾗした目で見られたら誰だってokしちゃうっつーの！

立「ﾊﾟｧｧｱ)ありがとうございます！！！」

なんでも私のシュートは凄かったから憧れたんだとか。

嬉しい限りだなぁ～。

福『よし！いくよ～！

“波風クレッシェンド”！！』

立「！？(見える...何かが..っ見える！！)

ムゲン・ザ・バンドォォ！！」

一瞬立向居君は技を出すタイミングが遅れたように思えた。

だけど＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

福『シュートが止められた..！

す、スゴいじゃん！』

立「.....ｷﾞﾘｷﾞﾘって感じですよ..。

ﾊｧ..ﾊｧ..、」

福『..！立向居君大丈夫！？』

立「大丈夫...です..、」

福『立向居君！？！？』

ﾊﾞﾀｯといきなり私の目の前で倒れた立向居君。

大丈夫じゃないじゃん！！！

彼を揺すってみても意識は無い。

気絶してるだけ。

ここから宿舎までだとおよそ10分。

よし...！

私は自分の肩に彼の腕を回し、私も彼の肩に腕を回して立たせる。

結局二十分ぐらいかかって宿舎に到着した。

円「！？立向居！？」

円堂君の言葉で皆がｿﾞﾛｿﾞﾛと集まって来たのは言うまでもない。