舞い堕ちた少女と流星ボーイ～第3章～ (ページ21)

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舞い上がって105 ページ21

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福寿side

“もっと俺を頼ってよ”

ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯと思い出しただけでも勢いよく顔が紅くなるのが分かる。

と言うか過去....話ちゃった..。

と言ってもまだ小学生編だけど。

それでも結構話ちゃった..。

でもね、まだ話してって言われてもさ。

ヒロトが言うように私泣くかもしれないしさ、

もう止めようよ＿＿＿＿。

福『皆のところに戻ろう？

心配してると思うし。』

基「そう..だね。」

ヒロトは反論しなかった。

手を離され握られた部分がやけに熱く感じる。

そして何故かちょっと寂しい.......って！ちょっとだけだから！！

基「行こうか。」

福『....うん。』

私はヒロトの斜め後ろを歩く。

なんとなく！変な意味はまっっったくないよ！

てか、私暗いの苦手なのに今歩けてるな。

おばけ......。

幽霊......。

や、止めよう、フラグに繋がるから！！

そう、私は暗いのとか幽霊とかの類いは大嫌いだ、本当に(真顔

な～んて、バカにされそうなんで言わないけど。

基「ﾆﾔ)わっ！」
福『ひっ...............ぎゃぁぁぁぁぁぁあああ！？』

し、心臓に悪いっ

ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｯとまた違う意味で勢いよく顔が紅くなる。

誰だよ、って言ってもヒロトしか居ないけども。

というかヒロトじゃなかったら幽霊になるので(A論)もしそうだったら全力で3秒以内に此処から逃走する(真顔

基「Aちゃんおばけとか...って考えてるでしょ？」

な、なんで分かるんだ...。

もしやｺｲﾂテレパシーを使って...！？

福『そ、そんなこと、』

基「あるよ。

だって俺と初めて会ったときも俺のことおばけとかなんとか言ってたじやん(笑)あれ地味に声に出してたよ(笑)」

福『.....マジか...。』

一生の不覚だ...！

一生の恥だ...！

基「はい」

と言って私の前に手をだす。

えっと....？

つまり？

基「怖いんでしょ？

手繋ご？」

福『うん。』

私はぎこちなく彼の手をとった。