舞い上がって83 ページ42
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基山side
女性と歩いて数分。
Aちゃんのことはとても気になるけど女性を空港に連れて行ってからまた探しに行こう。
女性「ねぇ、貴方...イナズマジャパンの子？」
と女性の凛とした声が響く。
基「はい、そうですけど...。」
女性「！！良かった〜！合ってて良かったわ〜！」
基「？？」
俺は？を浮かべることしかできずにいたら、
女性「私は福寿白妙。
白妙って呼んで。」
ﾆｺﾆｺと俺を見る白妙さん。
いや、まって、今この人...
基「福寿って...！
Aちゃんのお母さんですか？！」
白「えぇ、そうよ。」
と相変わらずﾆｺﾆｺと微笑む白妙さん。
よくよく見るとピンクの髪やピンクの目...見た目も凄く似ているし、微笑んだ顔や声も似ている。
この人がAちゃんのお母さんだって言うのが物凄く納得できる。
白「今日Aが日本を発つって聞いてね。
Aとは三年以上会って居ないから今日は会わなくちゃって思って来たの。」
基「え.....なんで、三年も.....。」
この人今とんでもないことを言ったよね！？
白「私は音楽を世界に広げるお仕事をしているからよ。
ぁ、そうそうさっきの試合お疲れ様。
流星ブレードかっこよかったわよ♪」
基「あ、ありがとうございます。」
褒められたことに対してちょっとビックリした。
仕事中仕方なかったのか...。
だってその間Aちゃんは独りだったってことだよね....。
基「あ、ここですよ。」
白「ありがとう。」
入ってみると、
響「＿母親がAの記憶を “嘘” に塗り替えれば良いだけの話だ。」
え？
なんのこと？
Aちゃんと白妙さんのことだとは思うけど....。
そう思っていたら俺の横を白妙さんがスルリと通りすぎて響木さんに向かってこう言った。
.
.
白「.....随分と人聞きの悪いことを言うじゃない。
“響木”」
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作者名：ぷぅま | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/puuma04271/
作成日時：2016年8月24日 22時
