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そして私はあの女の子達と同じくソワソワしながら日中の業務をこなして過ごすことになった。
「何でこうなった...？」
トイレで鏡に向かって独り言のように自分に問いかけ始めたらそろそろ私もやばいよね...？
そしてこういう日って嫌なこと重なるんだよね。
「あ、美山さんだー」
「ほんとだー」
あ、受付嬢の皆さんが揃って御手洗ですか。
「お、お疲れ様でーす」
手を洗ってその場からすぐにでも離れたくて急いで出ていこうとしてたのに、だよ？
「美山さんはどっち狙いなのー？」
「2人とは同期だもんねー？」
捕まってしまった。
この感覚、初めてではないし、寧ろ慣れてるから、あーはいはいって感じなんだけど。
「私はあの、補欠要員なんで。お気になさらず〜」
これぞ愛想笑いっていう愛想笑いをかましてやった。
「またまたーそういうの通用しませーん」
「今日私たち本気であの2人狙ってるから」
あー怖い、お好きにどうぞって思いながらも、あー松村が好きになる可能性もあるんだもんなーって悲しくなりつつ....退散。
今どきあんな分かりやすく宣戦布告してくる女います？
いつのドラマの話だよってブツブツ言いながら、女って怖いなーって改めて思った。
にしてもお顔は可愛いんだから男は騙されるんだろうなー......神様は意地悪だよ、本当に。
そんなこんなしてたら定時になってしまったじゃないか。
「A、遅れるなよ」
「わかってるって、これ終わったら向かうから」
「ちゃんと定時にあがれるようにしとけよ」
「急遽言われたんだから仕方ないじゃん」
田中に憎まれ口叩かれながらもキリのいいとこまで終わらせたいんだよ、こっちは。
横見たら松村ももういないじゃん。
「そんなに行きたかったのか....」
周りがほぼ帰り始めたオフィスで独り言が舞っては消えていった。
―――只今時刻は18時。
なんだかんだ1時間の遅刻です、確実に怒られる勢いの大遅刻。
田中から送られてきたお店に着いた頃にはもう陽は完全に落ちて真っ暗になっていた。
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遥(プロフ) - みそんちさん» コメントありがとうございます！！ご希望に添えられるように頑張ります！！♡ (2022年3月18日 19時) (
レス) id: 12fb1fd183 (このIDを非表示/違反報告)
みそんち(プロフ) - 初めまして！松村担の者です。番外編是非是非是非是非是非是非！お願いします！ (2022年3月16日 1時) (レス) id: 7c93b76399 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - かいとんさん» 嬉しいコメントありがとうございます！励みになります！！ (2022年3月8日 18時) (レス) id: 12fb1fd183 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - まゆみんさん» コメントありがとうございます！松村サイド、私も読んでみたいです笑 お声が多かったら挑戦してみます！ (2022年3月8日 18時) (レス) id: 12fb1fd183 (このIDを非表示/違反報告)
かいとん - 本当に素敵な作品でした！！これからも頑張ってください！ (2022年3月8日 18時) (レス) @page29 id: fb912074b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥 | 作成日時：2022年2月24日 23時
