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続き ページ11

その調子で耳を撫でていると、ボンッと小さな音をたてて、生えていた猫耳が消えてしまった。



「お、戻ったな。」


ふぅ……これで杏にからかわれないで済む…

………って


ふと冬弥を見ると、冬弥はシュンとした顔で自分の頭を見つめていた。


「なんだよ…」



「………ほら、猫の耳じゃなくてもいいだろ。」


そう言って彰人は冬弥の手首を掴み、自分の頭に乗せる。


「ああ…!」


冬弥はパッと笑顔になると、彰人の頭を撫で始めた。


あんまり慣れねーが、こうやって頭撫でられんのも悪くねぇな。



* *



その後、公園に来た杏とこはねにその姿を見られ、杏に思いっきりからかわれた彰人であった。


「彰人ってば、高校生にもなって頭撫でてもらってるのー!?」


「うるせぇ!!!」


「白石、これには事情があって……」


「冬弥!!お前も言うんじゃねーぞ!!?」

杏と彰人が課題を終わらせるだけの話→←【冬彰】ネコになった彰人と犬になった冬弥



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作成日時:2021年9月13日 1時

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