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姉「はいるよー」
そういって入る。
病室の中は薄暗くて、電気はついていないようだった。
姉「あれ、寝てた？起こしてごめん。」
そういうと、目の前にあるベッドから、声が聞こえる、
咲希「ううん・・・」
そういって咲希ちゃんは、ゆっくりと自分のベッドを上げた。
久しぶりに見た顔は、少し大人っぽくなっていたけど対照的に細くなった腕と泣いていたのか赤くなっている目の周り。
私は、ベッドの近くによって、近くの椅子に座る。
姉「・・大変だったね、体調大丈夫？」
咲希「うん・・・今はだいぶ‥よくなったよ。」
大きな沈黙が現れるたびに、点滴のポチョンという音が病室に響く。
咲希「・・お姉さん、アタシ、中学合格したの」
姉「！＿＿そうなの！？よかっ＿＿」
咲希「みんなも合格したの。一緒な学校に通えるって、アタシっ、うれしかったのっ＿＿でもっ＿」
小さかった声がどんどん大きくなっていく。
咲希ちゃんの目に涙がたまっていく。
咲希「でもっ＿＿もう一回っ入院っなんて、なんてっ＿＿」
そこで、何かの糸が切れように、咲希ちゃんは泣き出した。
咲希「頑張って、治療っ、してきたのにっ？もう一回っ、てっ」
私と会った最初のころのように、大きな声で。
私はたまらず、咲希ちゃんを抱きしめた。
姉「そうだよね＿＿大丈夫、大丈夫だからね・・・また、みんなと一緒に学校通えるよ、」
咲希「・・お姉さん・・」
姉「なぁに？」
咲希「また、絶対よくなってみんなと学校通える？アタシでもみんなと一緒に学校行ける？」
姉「絶対、できるよ。元気になれるよ、咲希ちゃん・・・これまでも頑張ってきたんだから。絶対元気になれるって。」
私がそういうと咲希ちゃんは、じゃあ、と震える声で
咲希「じゃあ、もう一回、すぐ、退院、するから、退院着、作る、準備、しててよっ」
といった。
私は目を閉じて、誓うように言った。
姉「もちろん。咲希ちゃんに似合う、デザインの用意しとくからね！」
そういうと咲希ちゃんは笑ってくれた。
そのあと、咲希ちゃんの想いとは反対に大きい病院に移ることになってしまい、私は咲希ちゃん音信不通状態になり、一回も会えていない。
あれから、宮女の前を通るとき、声が聞こえないか、咲希ちゃんがいないかどうか、確認していたが私が日本にいる間で咲希ちゃんを見たことはなかった。
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こんわた - ＋♡きゃらめるん♡＋さん» ありがと〜！続きどんどん上げてくからね〜！ (5月28日 16時) (
レス) id: 8263e9c0e8 (このIDを非表示/違反報告)
＋♡きゃらめるん♡＋ - こんわた！更新お疲れ様です！あまり無理しないようにね〜♡続き楽しみ！ (5月28日 15時) (レス) @page30 id: 39cd88bf27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月7日 16時
