『後悔のちから』３ ページ33
A視点
自分の部屋に向かうと、まずするのは、大きいバックを探すこと。
大きなバックは、自分ではぎりぎりとれる高さに置いてある。
その中に、台本や衣服類を中心にしまっていく。
持ち物が自由な場合は家族の写真とかぬいぐるみさんとかを連れていくことが多い。
ほとんどお仕事に張り付いているような感覚だけれど、一応寂しくはなるから。
A「よし、おっけーかな？」
わたしは一つづつ確認をしていく。
台本がちゃんと入っているかとか、お洋服の枚数が足りているかとか、
今回は、長い合宿だ。
というのもこれから本番まで合宿だから、この家に帰ってこれるのは数日後いや、一週間後くらいになる。
お姉ちゃんや瑞希に会えなくなるのは寂しいし、お母さんが今日一日はいないことになるし、家族にさみしい思いをさせるのは、末っ子ながらも申し訳ないと思う。
お母さんに一回、聞いたことがあった。
「なんで、お姉ちゃんたちじゃなくて、私がショーをしてるの？」
って。お姉ちゃんたちもかわいいと思うし、みんなショーや劇が嫌いなわけではないはずだから。
「Aが一番合ってるって思ったからよ。二人にもさせてみたけれど・・・・やっぱりしたいことをする方がいいじゃない？」
「お姉ちゃんは服が大好きで服のデザイナーになろうとしているし、瑞希はかわいいものが好き。そしてAはショーが好き、劇が好き。それでいいのよ。」
お母さんの話は難しかった。
でも、好きなことをすればいいって言ってた。
(わたし、家族といるのが好き、家族と一緒にいたい。)
って一瞬口を開こうとした。その時
「あ、でも、お母さんの夢でもあったわ。ショーの役者さんになることお母さんの夢だったのよ。」
そういうお母さんはどこかさみしそうだった。
そんなことを思い出していたわたしを起こすように大きな声が聞こえた。
「〜〜〜〜！」
「ーーーーーー？」
誰かの話し声、、、、
お姉ちゃんとお母さん？
わたしは部屋を出て、さっきまでいたリビングに戻ろうと廊下を進んだ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
「プロセカ」関連の作品
幼馴染に一方的に愛を伝えてたらいつの間にか激重感情持たれていた件について【暁...
【プロセカ】Project/望まれた未来へ【募集企画】
私にはもう……歌なんて……【プロセカ】２
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こんわた - ＋♡きゃらめるん♡＋さん» ありがと〜！続きどんどん上げてくからね〜！ (5月28日 16時) (
レス) id: 8263e9c0e8 (このIDを非表示/違反報告)
＋♡きゃらめるん♡＋ - こんわた！更新お疲れ様です！あまり無理しないようにね〜♡続き楽しみ！ (5月28日 15時) (レス) @page30 id: 39cd88bf27 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月7日 16時
