続き！ ページ4
A「たしか＿＿＿」
私は必死に思い出す。
実際のメールを見ればいいと思うのだが思い出した直後に見るなんてできない。
A「題名が『Aへ』で、えっと…確かURLだった気がします。」
えむ「ゆーあーるえる？」
A「うん。何につながってたかは思い出せないんだけど‥‥」
類「今、確認することはできるかい？」
A「それが…最近気になってメールを開いたんですけど‥‥」
A「飛べなく、なってて。」
寧々「‥‥内容とか、覚えてないの？」
A「その内容が、穴あきステージのことで、、、ネット記事でした。」
A「私のこととかが書いてあって写真がついていて…題名が＿＿＿」
『子役、姿を消す？！穴あきに終わったステージ』
A「だったと思います。そのコメント欄で「穴あきステージ」と言われ始めたのが始まりだと思います。」
えむ「う〜ん…じゃああってると思うんだけどな〜」
私はどうしていいかわからないとすっかりオレンジ色に染まってしまった空を見つめながら思った。
コンコンと
ステージ裏の小さい扉が音を立てた。
司「む？誰だ！？」
風の音の間違いだと思ったけれどちゃんと人だった。
瑞希「あ、司先輩っ！」
A「え？瑞希？」
瑞希「うん！ちょっとそばを通ったから迎えに来たんだけど…」
私たちを二周くらい見てからなんとなく空気を瑞希は理解したらしい。
私が助けてと目で訴えると瑞希は私の腕をぎゅっとつかんだ。
瑞希「じゃあ、A返してもらうね〜類も寧々ちゃんもえむちゃんもまたね〜！」
そういって強引に私のことを連れ出した。
ちょっとしてから瑞希は言った。
瑞希「あ〜…いっちゃった？」
私は一年ぶりくらいにその感覚を思い出した。
A「・・・っ＿＿＿＿＿＿＿うん。」
瑞希は私の近くにきて手をつないだ。
瑞希「ん〜ボクはボクだし、AはAだし。でも、また自分を壊さない程度にね？」
私はなんのことかわからなかった。
瑞希には記憶のことは言っていなかった。
お医者さんに頼んで家族のだれにも伝えないでねと、
お母さんに話すのはしぶしぶ了承した。
だから、知らない＿＿でも瑞希の中で多分大きなことだったんだと思う。
だって、少し怖いくらいだから。
A「うん＿＿＿わかった。」
私はそう言って瑞希の手を強く握り返した。
家に向かうために、夕焼けのほうを向いた。
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こんわた - ＋♡きゃらめるん♡＋さん» ありがと〜！続きどんどん上げてくからね〜！ (5月28日 16時) (
レス) id: 8263e9c0e8 (このIDを非表示/違反報告)
＋♡きゃらめるん♡＋ - こんわた！更新お疲れ様です！あまり無理しないようにね〜♡続き楽しみ！ (5月28日 15時) (レス) @page30 id: 39cd88bf27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月7日 16時
