続き… ページ12
もう１つぶ、もう１つぶと涙が止まらなかった。
そんな私を見た、
類さんは私の近くに来て、
指で私の涙をぬぐってくれた。
そのまま類さんは言葉をつづけた、
類「少し面白いかもしれないね。」
A「＿＿え？」
私が反応をする暇もなかった
類「Aくんと僕では、人魚姫のショーで感じたことが違うだろう？でも＿＿」
「でも＿＿僕にとってもショーは最高の思い出になっているからさ、」
本当に面白そうに言うから、内容はわからなくても言ってることがわかるような気がした。
類「たった二人の記憶の中でも感じたことが違ったり似ていたり＿＿」
「＿＿これ以上面白いことはないと思わないかい？」
A「＿＿＿＿二人の記憶の中で、」
私がそう繰り返し、うなづくと類さんは笑った。
類「ふふ、その言葉がお気に召したようでよかったよ。」
気づけば涙が止まっていた。
類「それで…僕ならあのショーをどんな演出をつけるのか、ずっと考えているのだけれど…ちょうどAくんが歌うクライマックスからのシーンがうまく思い出せなくてね、」
「ここでいいから覚えている範囲のことをやってみてくれないかい？」
A「＿＿＿え？」
私は急にいつもの類さんにもどったなーと感じる。
類「お願いできるかい？今ならいい演出が思い浮かびそうなんだ！」
私は、ショーが楽しかったあの頃の感覚をうっまく引っ張り出しながら
しかたないなぁと思う。
感動させられてしまったのは私のほうだし＿＿＿
A「わかりました。一回だけですよ＿＿！」
第一章「二人の記憶の中で、」終幕
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こんわた - ＋♡きゃらめるん♡＋さん» ありがと〜！続きどんどん上げてくからね〜！ (5月28日 16時) (
レス) id: 8263e9c0e8 (このIDを非表示/違反報告)
＋♡きゃらめるん♡＋ - こんわた！更新お疲れ様です！あまり無理しないようにね〜♡続き楽しみ！ (5月28日 15時) (レス) @page30 id: 39cd88bf27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんわた | 作成日時：2023年4月7日 16時
