19,(2000hit…!ありがとうございます…(歓喜))敵と味方と中立と ページ24
ホワイト side
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「あんな恐ろしい物を振り回すだなんて
あの人の腕力一体どうなっているのかしら…
じゃ…なかったわ…。
この戦いはチーム戦がありだと放送していたから車椅子の子に賛同して仲間になろうとしていたのに。
まさかこうなるだなんて…予想外だったわ。」
はぁ…と溜め息を吐く。
私は昔から戦うのが苦手だった。
というより人間自体好きではなかった。
アルビノだという理由から見せ物にされたり
連れ回されたり、売買されそうになったり
それら全て人間が私に行ったことだった。
私は有名なデザイナーの一人娘だったということもあって世間で有名だった。
お母さんはデザイナーの仕事で世界各地を飛び回っていたのであまり会わなかったけれど彼女の優しい笑顔は今でもハッキリと覚えている。
きっと色褪せることのない思い出だ。
お母さんは母としての愛からなのか数人のメイドをつけて家を飛び出していた。
度々、帰ってきてはすぐに飛び出して行ってしまう、そんな母でも愛の一つや二つはあるようだった。
そんな過去に浸りながらこれからどうしていくかを考える。
歩きながら考えていると私の目は人影を捉えた
「さっきの車椅子の子だわ!」
歓喜に酔いしれながらもいきなり飛び出してはいけないかと気を持ち直してそっと近付いていく。
「あら…?車椅子の子ともう1人…黒い髪の…
登場から印象が強かったから覚えているわ
いかにも…おっちょこちょいです。的人だったはず」
うーんと頭を捻って考えてみたものの、そういえば名前すらも知らないことに気がついた。
まぁ良いかと追跡を続行した。
後ろの黒髪が、一瞬だけ動きがおかしくなった。
気付かれたのかと思い、すぐに物陰に隠れた。
黒髪はちらりと後ろを振り返っただけで、その後は何事も無かったかのように車椅子の少女と笑いながら会話を交わしていた。
バレていなかったことに安堵の息を吐きながらもなぜ隠れる必要があったのかと自問自答した。
別にバレても良いのではないか。
仲間になりたいということを伝えてしまえば良いのではないか。
そんな考えが私の中で過ぎった。
だけれど、その考えは彼らが振り向いた瞬間に砕け散った。
私が想像していた目つきより、ほんの少しだけ。いやだいぶ…。
敵対意識の強い目を彼らがしていたからだった。
to be continued
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あめだま(プロフ) - 見返してみれば矛盾だらけでした。修正したりしてますので矛盾してたら指摘下さい!( (2018年2月3日 9時) (レス) id: e80c6ffed5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まーりん | 作成日時:2017年11月20日 22時