逃 走 中 ≪ ＪＵＭＰ ≫

逃走11. のんびりと ページ11

ミッション01が無事に終了し。



一件落着した逃走者たち。




山「はぁ。でもここで気抜いてたらだめですよね。」


ミッションの疲れからか、

その場にしゃがみ込んでいた山田。


しかし、気を抜いてはだめだとすぐさま立ち上がった。





そして。



伊「大ちゃんに会いたい〜。」


ショッピングモールの3階で何やらスマホをイジイジする伊野尾。



ス「そんなに有岡くんのこと好きなんですか」


伊「えぇー、だって守ってくれるもん！」


そう言いながらのんびり有岡に電話をする伊野尾。




ﾌﾟﾙﾙﾙﾙｯ



有「何〜？あ、伊野ちゃんからだ」


着信主に気づき、慌てて電話に出る有岡。



有『もしもし？伊野ちゃん？』


伊『あぁ！大ちゃん！』


有『どしたの？』


伊『さっき、はぐれっちゃったからまた会いたいな』


そんな伊野尾の言葉に若干笑みを浮かべる有岡。



有『えー。やだ。』


伊『え、ひどい』


有『うそうそ！俺も会いたかったし。

今どこにいる？』


そんな有岡の言葉に満面の笑みを見せる伊野尾。



伊『3階のエスカレーター付近にいる』


有『おっけー。会いに行く』


そしてお互い電話を切る。



我々は一体何を見せられていたのだろうか…←




そんな呑気な2人のペースに飲み込まれる我々であった。




……


そして。



岡「迷ってたら、もうミッションクリアしちゃってるじゃん〜」


結局最後の最後まで迷っていた岡本。


なぜかスタッフに怒っている模様。



ス「知りませんよ。岡本くんが迷うからじゃないですか〜」


岡「やっと抜け出して、駐車場まで来たけど

普通にもうミッションなくなってるし。」


どうやらミッションに参加できなかったことに不満を抱いているようだ。



すると。


岡本の前方にハンターの姿が。



岡「あっ、ハンターいるじゃん」


慌ててショッピングモールの中に入る岡本。



どうやら見つからなかったようだ。




岡「危ない危ない。」









まだまだ逃走中は始まったばかり。









2人目にハンターの餌食になるのは誰だ！？

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