１２ ページ28
JI「けどさ、その女はセフンのこと好きなのかよ？
完全にお前の一方通行なんだろ？」
ジョンインの問いかけに、セフンは間髪入れずに答えた
SE「それなら心配ないよ。
今はまだ片想いだけど、そのうち彼女は俺を好きになるから」
「な……」
ならないって言ってるでしょ、
……思わず口にしそうになってしまった
今ここでそんな反応を見せてしまったら
私がその張本人だとバレてしまう
JI「ん？何、ヌナ？」
ジョンインとソアちゃん、セフンの視線が
一気に集中した
「ううん……何でもない。
ごめん、私疲れてるから先に寝るね」
ダメだ、…これ以上この場にいたら危険だ
そう察知した私はリビングを後にした
奥にある寝室の扉を開けようとした時、
自分を呼び止める声が聞こえた
と同時に、あっという間に寝室に押し込まれ二人きりになる
SE「A、バッグ忘れてるけど」
慌ててリビング出たから、ソファーにバッグを置き忘れていた
「うん、ありがと……」
SE「動揺してるの？」
そんなの決まってるじゃない
……セフンのイジワル
「……さっきの本気なの？」
SE「俺はいつでも本気だよ、Aに対しては」
揶揄っているわけではないことは
セフンの目を見れば分かった
だけど、まだ信じられない
「セフン…自分が何を言ってるか、分かってる？」
SE「分かってるに決まってんじゃん」
「でも、私は信じられないよ。
……セフンが私を好きだなんて、信じられない」
SE「信じられないなら……」
セフンは私の左手をそっと手に取り
自分の口元へと引き寄せた
SE「Aに信じてもらえるまで、
俺は何だってするけどね」
セフンが私の手の甲にキスをする
その一瞬で熱くなり、驚いて手を引っ込めようとしたけれど
セフンの力のほうが断然強かった
「は、離して……」
SE「やだ、離さない。
Aが前から俺の事を弟のように思ってるのはわかってる。
だから、これからは覚悟しておいて」
「覚悟って、何の覚悟…？」
聞くのが怖かった
でも聞かずにはいられなかった
SE「俺を受け入れる覚悟だよ」
鼓動がいっそう速度を増し、おかしくなりそうだ
今まで年下とは付き合ったことがない自分
そんな私にとって遠縁のまるで弟のような年下のセフンは、『恋愛対象外』の存在だった
それなのにそのボーダーラインを彼はいとも簡単に軽々と越えてくる
今日のあなたのLUCKY EXOは？
「ごはん食べましたか？」、ド ギョンス
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 222人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mochimochi(プロフ) - 淡藤さん» 淡藤さん、ありがとうございます。原作はもう他サイトを閉じてしまってるんです。 (2020年2月15日 22時) (
レス) id: b59c93255f (このIDを非表示/違反報告)
淡藤(プロフ) - ワクワク、ヒヤヒヤしながら読んでます。続きが楽しみです( ´艸｀)原作も気になります！ (2020年2月15日 18時) (レス) id: 297e6f671a (このIDを非表示/違反報告)
mochimochi(プロフ) - ナルさん» ナルさん、ありがとうございます。もうすぐ次話の公開します (2020年2月15日 14時) (レス) id: b59c93255f (このIDを非表示/違反報告)
ナル - おもしろいです！続き楽しみにしてます^_^ (2020年2月15日 11時) (レス) id: 1f9d59ad4e (このIDを非表示/違反報告)
mochimochi(プロフ) - あいすさん» あいすさん、ありがとうございます！ (2020年2月11日 15時) (レス) id: b59c93255f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mochimochi | 作成日時：2020年2月2日 20時
