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「ん、」
「北斗からしてよ」
「やだ、今日はジェシーからして」
唇を突き出せば、余程さっきの告白が恥ずかしかったのか少し嫌がったけど
俺が求めれば必ずくれるジェシーがやっぱり好きだ
「甘、」
「さっきまでアイス食べてたから。北斗も食べる？」
「ジェシーと食べる。二人で食べよ？」
筋トレの回数増やさなきゃだよ〜と笑うジェシーは、
俺の手を引いてそのまま俺を膝に乗せた
「ジェシー？」
「今筋トレ中。北斗を膝の上に乗せてトレーニングしてるの」
「そんな重いんだ」
「俺が生涯守り抜く重さを感じてるの」
ぎゅっと抱きしめられたその腕の中で、
何それって笑って
ただそれが空虚な日々を満たしてくれる
「ジェシーの隣が俺の場所だね」
「もちろん、ずーっとそうだよ」
「ジェシーがいつでも満たしてくれるんだね」
「俺は北斗に満たされてるけどね」
ちゅ、
お望み通り、俺から唇を寄せれば、
驚いたように目を見開いた
「好きだよ、」
目尻の下がるその笑顔も、声も、
ぜーんぶ大好きだ
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作者名：ぷりむら
| 作成日時：2021年3月10日 15時
