悪役令嬢サマ死亡エンド回避のためプリキュアに変身するようです！？【実況者】 (ページ8)

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you sid

歴史にあるはずなのにいまだに真っ白な壁。咲き誇る花々達。雰囲気のあるレンガの道。学園というよりか、城と例えた方がいい気がする。

『ここが、シックザール魔法学園……想像よりも何倍もでかいなぁ。』

va「本当にひろいっちね。」

ここ、シックザール魔法学園は代々続く歴史ある名門校。さまざまな実力者や貴族などが集まり、基礎魔法等を学べる場所である。
設備をしっかりしていて、寮に食堂、闘技場、図書館、売店、庭園、農園、等あるどでかい学園である！！

『制服なんて、何年振りかな……？』

va「なんか、実の母親が学生時代の制服を着てるみたいだっちね。」

『は？』

va「ご、ごめんっちぃぃぃ。」

ムカついたので握りしめると、すぐに謝ってきた。本当に一言余計だな。
ふわっと風が吹き、髪が揺れる。白シャツに黒のスカート。赤のリボンに茶色のブーツ。
前世の制服とはほど遠いけど、通気性もよく温度を調節しやすい。とっても素敵な制服だ。

『なんやかんやで、楽しみだな。』

ﾎﾞｿｯと呟く彼女の声は、人混みによりかきけされた。

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

大広間につき、入学式が始まった。最初は校長先生のお話はちらほら寝ている人もいたが、校長先生の話が終わる瞬間に皆(特に女子)が目をかっぴらいた。

『あれか……。』ﾎﾞｿｯ

ｶﾂﾝｯ。
静まった大広間に、靴の音が響く。威圧感があり、魔王のような雰囲気のある金髪の彼……生徒会長、グルッペン・フューラーだ。

gr「新入生の諸君、入学おめでとう。生徒会長のグルッペン・フューラーだ。」

「「「グルッペン様ぁぁぁぁぁ」」」

耳に残るハリトンボイスで名乗り、広角をあげた彼の顔はイケメンそのものであり、ときめいた女子生徒から歓声が止まらない。

「突然だが、君達に問う。お前の野望は……なんだ？人々は、沢山の欲求を持っている。欲のないものは人間出はない。欲深き人間たちは、欲を満たすために……手を汚すのだ。もう一度聞く、お前の野望はなんだ？その欲望を満たすものは？」

ビリビリくる威圧感が凄い。さっきまでの大きな歓声がピタリとやみ、また静かになった大広間に響く。

「罪深き、欲深き我ら。野望を叶えよう！欲を満たそう！さぁ、武器を持て！

諸君、戦争をしよう。」

tn「お”ぃ”ごら”あ”あ”あ”あ”！！グル”ッヘ“ン”！！」

倒れる周りの女子を横目に流石、イケメンと感心していたら、かっこよく話終わるグルッペンにステージの端から豚さんが右ストレートを決めた。痛そ←

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