悪役令嬢サマ死亡エンド回避のためプリキュアに変身するようです！？【実況者】 (ページ6)

今日:6 hit、昨日:104 hit、合計:24,814 hit

〃ページ6

va「と、とにかく!僕は、君を転生させた女神様の使いだっち!この世界は、実は裏設定で悪役令嬢にプリキュアの力が宿っていたっちけど……魔力の少なさによる周りからのイジメ、親からへの愛情の受け取り方の過ち。そして、ヒロインへの嫉妬。心は悪に染まり、プリキュアの力は失ったんだっち……」

いやいや、悪役令嬢もったいなさ過ぎ!？ヒロインに嫉妬しなければ、プリキュアになれて世界救えたらチヤホヤされるよ？？まぁ、プリキュアはそんなことに利用する道具じゃないけどね!？
若干、頭でパニくりながらも落ち着きを取ろうとした。

『私、プリキュアになれるほど心綺麗じゃないよ？？』

va「流石に人を陥れること……しそうだっち(小声)」

『ん？？』

va「ﾋｪ……な、何でもないっち……。」

va「ま、まぁ!!僕はお助けキャラ的存在だっち!!」

『Goプリンセスプリキュアで例えるパフ的な？てか、このゲームってプリキュア側に許可とってんの？』

va「とってないっち『アウトやん。』…僕に言われてもだっち……。」

でも……プリキュアの力があれば、死亡エンド回避出来るのか!？……いや、私がプリキュアになるなんて恐れ多すぎるもんな。うん。

『私、プリキュアならんよ。』

va「えぇ!？お願いだっち!!」

『ヒロインに当たってくんね？』

va「えぇ!？」

ガーンっとショックを受けるヴァイくんを無視して考える。とりあえず、主要キャラとは関わらずにひっそり生きて多少の力をつけよう。魔力が少なくても剣術とか学問を頑張ろう。とにかく、死亡エンドだけは回避しよう。

『いや、仕事は好きだし、プリキュアも好きだけどこれは望んでないから……ごめん。』

va「そんなぁ!!」

va「(女神様……どうすればいいっちかぁ～……この方がプリキュアにならないと……世界は……)」

『そんじゃ、私夕食だから。』

va「えぇ～！？」

パタンっと、扉を閉めてヴァイくんの言葉を遮る。ヴァイくんここに住みつくのかな……？いきなり妖精やら赤ちゃんやら現れて住むのはプリキュアあるあるだし。それだと、ご飯どうするのかな？まぁ、もしかしたら帰るかもだしシェフさんにおやつとしてクッキーをもらってこよう。

『よしっ！！』

パンッと、思いっきり頬を叩く。ヒリヒリして痛いが気合いが入るし現実味が増す。