悪役令嬢サマ死亡エンド回避のためプリキュアに変身するようです！？【実況者】 (ページ46)

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Aside

「せやな、チーノから話は聞いとるけど…魔力10%なんやろ？」

『…ﾊｲ。』

sha「となると、普通の呪文じゃむずいな、独自魔法を使用するしかないな。独自で生み出す魔法の方が最大限魔力を発揮できたりする人もおるからな！」

ci「例えば、呪文の仕方を変えたりするのが無難ですかね～。今回は月曜の補習までに箒を浮かせて、空を飛ぶことやから、浮遊(フラット)やなくて何かこう、ﾋﾞﾋﾞﾋﾞとくる呪文に変える感じやな。」

shp「ﾋﾞﾋﾞﾋﾞってくる呪文って何や。」

ﾋﾞﾋﾞﾋﾞとくる呪文…？
脳内で何回もその言葉がリピートされる。そして、ふっと脳裏にある言葉が浮かんだ。

＿＿キュアップ・ラパパ！！＿＿

『キュアップ・ラパパ…？』

ci「何ですかそれ…？」

『な、なんとなくです～。』

ビクッと肩が震える。魔法つかいプリキュアの魔法の呪文なんだけどそんなの口が裂けても言えない……！！
私にはﾋﾞﾋﾞﾋﾞってくる呪文はこれしかないと思い、らっだぁ先生に作って貰った魔法の箒(まほプリのはーちゃんのやつ)に手をかざす。

『キュアップ・ラパパ！！箒よ、浮かびなさい！』

手に力がこもる、血の巡りが早くなったような不思議な感覚に包まれる。
箒はカタカタと揺れ少ししふわっと持ち上がる。

『嘘…！？』

あまりの嬉しさに今の光景がとても現実だとは思えなかった。
それを見たシャオロン様とチーノ様が笑顔で此方を見てくれた。

sha「凄いな！！独自魔法って見つけんのむずいのに一発で決めんなんて、ただもんちゃうやろ！？」

ci「魔力10%でも魔力使えるんですね…、感動やな、！！」

シャオロン様はともかく、チーノ様が地味に煽ってきてるんだが。
0%じゃないから魔法は使えるでしょ…と思いつつほとんどの魔法が使えないから何とも言えない。

shp「その女、チーノと休日会うために魔法出来ないふりしてるんやない？」

ci「ショッピ、失礼やぞ。」

ショッピ様はやはり、私を気に入らないらしい。
でも、チーノ様の事を思って行動してる…妹が「この二人の友情関係大好き」って言いながら長々と説明してたし。
でも、チーノ様は私を庇った…Oh 修☆羅☆場

shp「はぁ！？チーノ、お前また前と同じことになるんやぞ、警戒心持たなあかん！」

ci「だから、ショッピは毛嫌いしすぎやって！！」

ショッピ様のチーノ様を守ろういう思いはチーノ様には届かず、チーノ様は私を庇った。
悔しそうな顔をして、私たちに背中を向け去っていった。辛いだろうけど…最悪の雰囲気だが、お前を助けたからここにいるんだぞってショッピ様に言いたい。←←

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