悪役令嬢サマ死亡エンド回避のためプリキュアに変身するようです！？【実況者】 (ページ23)

今日:20 hit、昨日:104 hit、合計:24,828 hit

〃ページ23

you sid

?「ぽまえら～。静かにしろ～。」

担当の先生が来たようだ。くるりと、声のする方を見ると、青のニット帽に赤のマフラーの男性。

rd「これから魔法について教えていく魔法学担当のらっだぁですっ☆ﾋﾟｺﾝｯ」

セルフ効果音を言い、ウィンクをするらっだぁ…？先生。周りの皆が氷つき、それを察したのか爽やかな笑顔で、

rd「ラッダァ・ブラウデーモン。よろしくな。」

何事もなかったように微笑む先生。あからさまにすべっているのを隠しているが、イケメンスマイルはそんなの動じないらしい。
先生もイケメンなのかよ、この世界線。まぁ、プリキュアもお母さんとか友達とかも超可愛いかったりするけど。

rd「じゃ、早速だけどほうき持っている子は出して持ってない子は俺のとこ来て～。」

rd「魔法の箒って最初は自分にぴったり合うのを作ってそれで練習しないとだから魔法でほうき作るよ～。＿＿製造(クリエイター)。」

目の前に、ポンッとほうきが現れる。私のほうきは、魔法使いプリキュアのはーちゃんのほうきだ。黄緑×ピンクの組み合わせが最高に可愛い。

rd「まずは、箒を浮かせるところからな～。呪文は浮遊(フラット)、やってみ～。」

らっだぁ先生に言われ、箒を床に置き生徒が呪文を唱えていく。
他の生徒何度か唱えて箒がどんどん上がっていく。

er「浮遊(フラット)！！出来た～！！」

エレナも何度か呪文を唱え、箒が上がる。エレナの箒は、The魔法使いの箒って感じで、持ち手部分が黒。パールが所々についていてとても綺麗。

『浮遊(フラット)！！浮遊(フラット)！！』

私はこれで何十回目だろうか……。ビクともしない箒に諦めずに呪文を唱える。

rd「今日、ここでできなかったやつ来週補習だからな～。」

ハイ、終わった。
いや、まだ諦めちゃ駄目だ。深呼吸して心を落ち着かせて…。目をゆっくり閉じ手に力を入れる。身体中に力がみなぎる。いける！！

『＿＿浮遊(フラット)！！！』

……。
……うん。魔力って大事だね。あれ、目から塩水が……。
ポンっと肩を叩かれる。後ろを振り向くとエレナがいた。慰めてくれるのか？？

er「A＿＿乙。」

超にっこりスマイルなエレナ。ｽｯｰ、〆ようかな？？(暗黒微笑)
エレナは、飛ぶ練習もしていて始めたばかりでもすぐに乗りこなすことが出来ていた。魔力が多いやつ憎い…。
その後もエレナに応援(煽ら)されながら一生懸命取り組んだが出来ず……

rd「はい、そこまで。今日できなかった人来週の月曜補習だからね～。」

結局出来ずに補習を受けることになってしまった。つら。

next→