悪役令嬢サマ死亡エンド回避のためプリキュアに変身するようです！？【実況者】 (ページ22)

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第2話　ドキドキ！？魔法学園を攻略していけｯ！！ページ22

you sid

『はぁｯ～～、朝か…眠むｯ。』

ｸﾞｯと背伸びをしてベットから下りる。昨日のはまるで夢みたいだった憧れていたプリキュアになれたし、もう色々ありすぎて頭パンクしそう。

ｼｬｺｼｬｺと、歯磨きをし髪を整え制服に着替える。朝の支度を終えたら、部屋から出て食堂へと向かう。
食堂では朝ごはんを求める生徒が沢山溢れかえっていた。目玉焼、コーフレーク、東の国の料理…もとい和食の焼き魚定食など種類豊富でありかつ栄養バランスも良いものばっかだった。

『焼き魚定食食べようかな…。』

そう呟いた瞬間、曲がり角で誰かとぶつかった。昨日のから何この乙女ゲーあるある。…ここ乙女ゲーの世界だった。
その人が持っていたであろうプリントが辺り一面に散らばる。

?「わぁ～!?ご、ごめんなさいっ！！」

紫髪の可愛らしい声の人。慌てて周りに散らばったプリントを集めている。
それを手伝うと、「ありがとうございます！」と満面の笑みで言われる。可愛い……！！

?「本当に、ありがとうございます！」

『そんな、私こそ前を見てなくてすいません。』

こんなやり取りをし、名前も聞かずに事は終わったが…

『あれ、プリントがある。』

さっき集めきれずにいた1枚のプリント。拾っていたときは慌てていて中身は見てなかったんだけど、よく見ると「ゲーム師団(バトラ) 部員募集中」と書いてある。
師団(バトラ)とは、俗に言う部活であり放課後にその部員が集まって活動すること。

『今日の放課後、返しにいくか。』

その後、エレナと会い一緒に朝食を食べ学校へと向かった。

ーーーーーーー

エレナと廊下を歩いていると、人がたくさん集まっている。

er「なんだろう?」

エレナがぐいぐいと人と人の間に入り込み、見えなくなったと思いきやすぐにこっちに帰ってきた。

『何があったの？』

er「キュアヴィーナスだよ！昨日の見た？新聞師団が記事をまとめてるみたいで。」

『へ、へ～。確かに昨日のすごかったよね～。』

新聞師団、仕事早すぎ。有能かよ。
念のため、私も人混みの中に入り込み記事を見る。
“生徒会を救った！！我らの救世主、キュアヴィーナス！！”とデカデカと書かれた見出し。なんか、はずいな。
下の方に“生徒会長へインタビュー”という欄がありそこには、「キュアヴィーナスを見つけ次第生徒会に入ってもらいたい」というコメントがあった。なるべく関わりたくないしバレたくないな～程度でその場を後にした。
来週にクラス発表があるらしく、今日は全体で基礎魔法をやっていく。
まずは基礎中の基礎。箒を浮かばせせ、乗って空を飛ぶ。めちゃ夢があるね。

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