悪役令嬢サマ死亡エンド回避のためプリキュアに変身するようです！？【実況者】 (ページ20)

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you sid

皆、怪我や汚れでボロボロだ。
私は、ひろがるスカイプリキュアのアイテム、ミックスパレットを手から召喚させる。

『２つの色をひとつに！』

『イエロー、ブルー』

タッチペンで黄色、青の順に押していく。くるくるとまわすと、色が混ざり緑へと変化する。

『癒しの力、アゲてこ！！』

タッチペンを上にあげると一面に緑の光が飛び散り、彼らの傷を癒していく。

ht「凄い…。治癒魔法でここまで治せるなんて！」

ミックスパレットすご。てか、回復アイテムとして使えるとかチート過ぎん??しかも、元気の力とか守りの力とか温度の力とかありすぎよ。マジ、チート

?「魔物が出たと連絡をうけ、慌てて来たが…面白そうじゃないか。」

この威圧感のあるハリトンボイス…！！くるり、と後ろを振り返る。やっぱり彼だ…。

tn「ぐるさん！？」

グルッペン・ヒューラーだ。
そうだ、彼は今までどこにいたのだろ。彼がいればこの魔物は倒せたのに。
あれ?確か次期王になるから会議に出るって入学式言ってたような…言っていないような…。

gr「全く、会議は大切だがどうも退屈だ。外では、こんな面白いことがあったのに。」

gr「まぁ、私が行かなかったおかげで面白い奴を見つけたんだが♪」

嬉しそうに微笑み、広角を上げ私を見るグルッペン様。笑顔が怖い！！
私に向かってジリジリと距離を詰めていく。

gr「君は、ここの生徒か、教師？それとも部外者か？」

gr「君は、誰なんだ？」

恐怖！！てか、逃げた方がいいよね？プリキュアだってバレたら何か駄目な気がする！！そもそもプリキュアは人前で正体は中々晒さないよね！
足にｸﾞｯと力をいれ高くジャンプする。逃げるが勝ち。とりあえずこの場を離れよう。背を向け木を踏み台として軽やかに逃げていく。

gr「さぁ、みんな追うぞ！！」

tn「ハイハイ、ほんまにうちの生徒会長は…。」

zm「おい、待てよ！！俺と勝負しようや！！」

緑パーカーの…ゾム様だ。手から爆弾を出現させてこっちに投げてきた。容赦ないｯ！！生徒会ってすぐ人に危害を加える集団なの？？
彼の爆弾を避ける。だが、すぐに違和感を感じた。

『あれ、気配がしない？？』

zm「ﾁｰｽｯ！」

探すようにキョロキョロと横を見ると、恐らく気配を消してたであろう彼が顔を近ずけてきた。パーカーの影で見えなかったけれどペリドットのような瞳。整った顔に思わず見とれてしまった。

zm「ドッカーーーーッン！！」

彼が隠し持っていたであろう爆弾を投げつけてくる。口の前に手でバツを作り、出現させるトロピカル～ジュプリキュアのキュアコーラルの防御技を発動させる。

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