悪役令嬢サマ死亡エンド回避のためプリキュアに変身するようです！？【実況者】 (ページ18)

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sha sid

ショッピが、魔物により森に吹き飛ばされてしまった。チーノが後を追っているがあの吹き飛ばされ方はヤバイ。大丈夫なんやろか。
俺は、俺専用の武器“スコップ”で必死に戦うが強すぎて所々に傷を負ってしまう。

hr「シャオちゃん！！大丈夫！？」

俺の後ろには、白髪で水色の瞳の可愛らしい少女＿＿ヘル・フェアラート。
庶民出身でありながら魔力100%。女やと聞いて最初はうざがっていたが初めて見てこの美貌に心を奪われ性格も謙虚で素直で惚れたちゅーわけや。
こんなバケモンにショッピと同じ攻撃をされたら絶対にヘルは死んでしまう。だから俺が守ってやんないと！！

hr「ｷｬｱ！！」

sha「ヘルｯ！！大丈夫かぁ！！……ｯ！ぐうｯ…！！」

ヘルに攻撃を仕掛けるバケモン。ヘルが小さく悲鳴をあげる。助けんとｯｯ…！！
助けたはいいものバケモンの一撃が俺にあたりかなりの傷を負った。アカン。ぺ神は、今生徒の安全を確保しに行っていないから治療も出来ん。

tn「ｯ……！！」

ht「なっ……！！」

俺より実力も魔力のあるアイツらやって苦戦しとる。俺じゃ歯がたたん。
ぐるさんは、この国の次期王として大事な会議へ行ってもうたからこの情報が伝わるのも遅いし、何たって会議を抜けるのは難しい。

もう一度スコップを握りしめ、立ち上がる。そして、バケモンに挑む。
デカイのに素早く強いって、チート過ぎんｯｯｯ！！！？？？

ｶﾝｯ！！！ｷﾝｯ！！！

スコップが攻撃とぶつかり合い激しく音がなる。でも、意外と追い込めている。いけるんちゃうか！？
そう思ったのも束の間、今までよりも異次元の速さで俺に攻撃してきた。

『ｶﾞﾊｯｯｯ…！！！』

みぞおちをやられ、息苦しくなる。幸いそこまで深くなかったやけど。
力が抜け、へたりと座り込んでしまった。

ut「シャオちゃんｯｯｯｯ…！！！！」

大先生が、声をあげる。
俺の目の前ではバケモノが攻撃しようとしている。避けられへん。大先生も助けようとしているが、間に合わん。

死＿＿

いつまで経ってもこない痛み。なんや…？
ゆっくり目を開けると、ずっと目をつぶっていた反動で周りが眩しく目がチカチカする。最初に目に入ったのは、バケモノ攻撃を剣で切り裂いていた女の姿。