ミチル・？？？ ページ20
｢｢｢ミチル…さん！？｣｣｣
｢そうだよ｣
双子は信じられなくて口を開けている
｢こんにちは、ミチルです｣
｢あ、こんにちは…じゃなくて！！｣
「こんにちは…おっとっと」
「よかった！生きてたー！」
「ミチルさん心配したよ！」
双子が同時にミチルに駆け寄った
「なぜそんな双子に好かれてるの？」
「まあ、元々一緒に旅してたからじゃないの」
「随分と楽観的ね」
「意味なんか違いますよ、姉御」
「え…」
レイナがショックを受けていた間にミチルと双子の騒動も収まっていた
「まあさっき、ナノハが言っていた過去のことを話そうと思うよ」
「私がさっき、ざっくらぱんにしか話してなかったやつね」
「そうそう、あれ全部話そうか？」
言葉とは裏腹に、ミチルは声が少し暗くなっていた
「ミチルさんお願い、私達…」
レイナが言いかけたが答えはすぐに帰ってきた
「うん、いいよ、けど、条件付きでね」
「条件って…？」
「私と一緒に本物のペンダントを探すことそれから…
せめて、ここにいる間は、離れないで欲しいの…消えないでほしいの…」
段々とミチルの声が小さくなっていった
「ええ、安心してくださいよ、消えませんから」
「私も消えないわ」
「あたし達も消えないよ」
「私も消えないわ、ただ…」
「ただ？」
「話しているときは私は席を外してるわ」
「なん…」
「お姉ちゃん、聞かない！」
｢では、私はここで、話が終わったら呼んで｣
｢ベラさん？｣
そこにいた全員が、ベラは過去に何かあった、この事は触れてはいけないと察したのだった
｢…うん、まあ仕切り直して話そうか、私の過去を｣
みんなが頷くとミチルは驚きの一言をいった
｢私は、名字も名乗るなら『ミチル・リデル』かしらね、
元々、アリスの運命を持ってたから｣
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