らぁらの協力 ページ16
｢嘘…嘘だよね…？｣
ファルルは引きつった笑顔を見せる
｢…このまま、空白のペンダントがばら撒き続けられたら、この想区は感情すら消えていく…そして招くのは、破滅…｣
｢…ここの主役は、らぁら。カオステラーを生む原因になったのもらぁら。…らぁらと一緒に、のんたちに立ち向かおう！｣
｢ファルル…うん！｣
｢じゃあ、行くメンバーを決めよう。｣
そうしてメンバーはファルル、ナノハ、ユイカ、ベラになった
｢ところで、らぁらさんはどこにいるの？｣
｢多分、今は戻ってきてるからライブ会場だと思う！｣
4人はライブ会場へ向かった
｢みーんなー！！真中らぁらです！今日はソロライブ！行っくよー！！｣
｢らぁら、キラキラ…！｣
｢アイドルのオーラがすごい｣
｢…あれ？そういえばベラもアイドルデビュー…｣
｢…ライブはしたことない。でも、ブランドだけは決まってるわ、ホワイティエール｣
｢へぇ…あれ？｣
ナノハは二階席にいる少女を指さした
｢…あれ、カオス・のんじゃない？｣
｢｢｢…え？｣｣｣
｢お姉ちゃんのライブはちゃんと見るってこと？｣
｢絶対違うわよ｣
ベラはツッコミを入れた
ユイカはツッコミ役が増えたと密かに
ガッツポーズをした
｢…｣
のんは静かにペンダントをばら撒いた
ばら撒かれたペンダントは観客の首に
かかっていく
｢…！！！｣
｢…あれ？ライブ、興味無いな…帰ろう｣
そう言いながら観客たちはぞろぞろと
帰っていった
いつの間にかのんは消えていた
｢…え？嘘、どうして…？｣
｢らぁら！！｣
ファルルはらぁらに駆け寄った
｢ファルル！…あれ？｣
｢あ、私はナノハ！｣
｢ユイカです。ナノハは双子の姉です｣
｢…私はベラ。よろしくね｣
｢へぇー！私は真中らぁら！よろしくね！｣
｢…緊急なんだけど、のんが最近冷たい？｣
｢あーそうそう！前からだけど、なんかますます冷たくなった気がするんだー！｣
そう言うとらぁらは悲しげに笑った
｢…のんさんがこの想区を崩壊させるカオステラーっていうやつになっちゃったの！お願い、力を貸して、らぁら！｣
｢…なんかよく分からないけど、いいよ！｣
ユイカは瞬時にこの子はナノハのようなキャラだと確信した
｢ところで、ナノハとユイカとベラはチームメイトなの？｣
｢｢｢…え？｣｣｣
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