検索窓
今日:1 hit、昨日:7 hit、合計:4,391 hit

ミチル、かく語りき2 ページ23

話はルーイさんとの会話までさかのぼるんだけど…

『ところで、ルーイさん』

『なんだ?』

『私、住む場所もないし、居場所もないんですが…どうすれば…』

『居場所はある』

ルーイさんはきっぱりといった

それで連れて行ってくれたのが…『グリムノーツ』…ルーイさんも一時的に入っていたところだった

あの頃の生活は楽しかった。誰か忘れたけど、新しい服も作ってくれていて嬉しかった、作ってくれた方の服が動きやすかった。
エレナという友達も出来たし、何よりみんなが物語を話してくれた時間、そして、みんなとその物語について話す時間…が1番私にとっては何より楽しい時間だった

ただ、その時も長くは続かなかった
とあるきっかけでエレナは…いややめとこうこれは
そして『グリムノーツ』のみんなも別の場所へと散っていった

…その後
私はしばらくルーイさんと旅をしていた…けど
ある日突然、ルーイさんは姿を消した

『導きの栞』と『箱庭の王国』、それと手紙…を残して

多分、『元気でやってくれ
今俺がそばにいるとミチルの命が危ない
その理由は今は話せない』

というそういう事が書いていた気がする、あまり詳しくは覚えていない
ただはっきりと思い出せる所はある

『それと《縁》はとても強いものだ、
ミチルはありとあらゆる縁の力を信じて道を進んで欲しい
どうか元気で』

と、書かれていた

私は、栞と箱庭、それと手紙を持って旅に出た…
その後は色々あった。そして色々忘れた。けど、これだけは忘れていない

『縁の力を信じて道を進む』と、それとまた別のがあるけどそれはまた、別のお話…また今度ね

これで私の話を終わるわ

ユイカの夢、想区の縁→←ミチルの夢、想区の縁



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.9/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なっち&ゆい x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月29日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。