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丸side
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「あ、信ちゃんに渡すもんがあったんや。」
僕は話を変えるべく、前々から渡そうと思っていたものを手に取った。
「へ?何コレ…。」
「まあまあ、見てみてや♪」
はいっ、と手渡すと早速ガサガサと袋を開ける信ちゃん。
「…っ!ちょっ、コレ…っ!」
中を見て何かを確認すると顔を赤らめて僕を睨みつけるから、ふっと吹き出すように笑みが漏れる。
「裕ちんとまだ、なんやろ?」
「っ、そ…っ、そうやけど…っ。」
「それでトロトロにしてもらったら
痛さは微かなもので済むはずやで?」
「…そうなん?」
「実証済みやから安心してや。
それ温感タイプやから使ったら熱〜くなってめっちゃ乱れるんよー。」
「…っ、じ、実証済みって。
お前、自分大事にせなアカンでっ?」
「んふ、大丈夫♪
抱かれたい人おらんから抱く側やねん。」
「えっ?そうなんっ!?」
ふだんMっぷりを発揮しとるせいか
信ちゃんが目を丸くしとるから面白い。
「せやでー♪
とにかく、信ちゃん初めてなんやろ?」
「…あ、うん。」
「やから不安かと思うてなあ…。
余計なお世話かもしれんけどプレゼント♪」
「…ありがと。」
「はよ、裕ちんに可愛がってもらい〜?」
「っ、あ、あほ…っ!」
恥ずかしそうにしながらも
渡したものをバッグにしまうあたり
プレゼントして正解やったんやろなあ…。
複雑な気持ちやけど二人にはラブラブでおって欲しいから、これくらいはせんとね…♪
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∞さっちん∞(プロフ) - 華子うさぎさん» もう相関図がややこしい事になっちゃってますよね(笑)まるすば新鮮ですか。まあ確かに短編集でもすばまるだし、しっかり絡んでる駄文ではないですもんね。これからも楽しんで頂けるように続き書くの頑張ります♪ (2019年4月30日 3時) (携帯から) (レス) id: b80015d902 (このIDを非表示/違反報告)
華子うさぎ(プロフ) - すばちゃんも!これは凄い!でも、別の兄弟達とは何だか違う感じがします…お互い納得の大人の関係?でも、そのうち、魔性に飲み込まれて行きそうな気がします。さっちんさんのまるすば、かなり新鮮です! (2019年4月29日 22時) (レス) id: d000ba8c9e (このIDを非表示/違反報告)
∞さっちん∞(プロフ) - 華子うさぎさん» 今まで出番が少なかったすばちゃん。ここできましたっ!(笑)すばちゃんダークホースでしたか。そう言って頂けて嬉しいです♪ (2019年4月26日 3時) (携帯から) (レス) id: b80015d902 (このIDを非表示/違反報告)
華子うさぎ(プロフ) - 凄い展開になってきました!すばちゃん…ダークホースでした… (2019年4月25日 23時) (レス) id: d000ba8c9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:∞さっちん∞ | 作成日時:2019年4月14日 19時