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捌拾漆 ページ42

「祝言の写真を、千寿郎君が持ってきてくれました。

すっごく良い出来でしたよ!」

部屋に戻って、杏寿郎さんに写真を見せる。




「うむ!

良い出来だな!

写っている人物が良いからな!」

「杏寿郎さんが?」

「なっ!?

Aに決まっているだろう!」

など話しながら、写真を見て懐かしむ。




「そうそう、写真が焼き増ししてあったんですが、どなたかに渡すんですか?」

と言うと

「あぁ!

それはな、製本しているものは家に、一枚はAのご両親に手紙を書いて写真を添えてはどうかと思ってな。

手紙を書いて代々伝え、Aが居た時代になったら子孫に手紙を届けてもらったら良いのでは、とふと思ったのだ。

俺はAと言う良き伴侶を得て、幸せな事この上ないが、Aは親も家族も友人とも離れてしまった。

きっと、Aもご両親も気がかりなのでは無いかと…



…どうした!?」



私はそれを聞いて、涙がポロポロ溢れてしまっていた。


「…ありがとうございます。

…すごく、すごく嬉しいです。」


杏寿郎さんの胸に頭を預ける。

気遣いがすごく嬉しい。


「…杏寿郎さんは、本当に最高の旦那様です…」

と言うと、杏寿郎さんは私をそっと抱いて頭を撫でながら

「Aのご両親は、俺にとっても両親だからな!

祝言のお許しを頂くことは叶わなかったが、感謝を伝えねばなるまい。」

と言ってくれた。




しばらくそうして、そういえば、と残りについても質問してみる。

「…あと

…焼き増した写真は、もう二枚ありましたが、他は何に使うんですか?」



「…他は…」



杏寿郎さんは、少し口篭って

「…俺が一枚、Aが一枚

…持ち歩いてはどうかと…」

と、赤くなりながら言う。




私は、

「…それ、すっごく良いです!」

と言って、杏寿郎さんに抱きついた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 炎柱   
作品ジャンル:ファンタジー
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(プロフ) - ビタミンS様、うまくお話が湧いて来ると良いんですが(^-^;まさかそんな要望があると思ってなかったので、びっくりしました。期待に添えたら良いんですけど。期待せずお待ち下さい☆ (2020年11月15日 17時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
ビタミンS - ありがとございます(>_<)無理せず出来る範囲で番外編を書いて下さい(><) どんな番外編になるのかも楽しみに待ってます(^^) (2020年11月15日 16時) (携帯から) (レス) id: 8e18fd10fc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ビタミンS、いつもコメントありがとうです(*´ `)おぉ、ここにも番外編要望が(汗)登場人物多いとセリフで短編は難しいのかな?本編終了後とかにでも考えてみますね(´-`*) (2020年11月15日 15時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
ビタミンS - 煉獄さん、本当に嫁思いな素敵な旦那さまですね!!私も番外編を見たいです(><)妊娠する前にかまぼこ隊と柱メンバー達を巻き添えにした番外編とか読んで見たいです!! (2020年11月15日 13時) (携帯から) (レス) id: 8e18fd10fc (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ルナ様(*´ `)炎ですか!令和ですね(汗)転生後的なやつですかね?んー、考えてみます( ^‐^;) (2020年11月15日 13時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年11月5日 11時

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