ナナジュウニ ページ32
○NOside
突然開いた教室のドアに注目が集まる。
開いたドアの先には、黒ずくめでサングラスを掛けた背の高い白髪の男と黒に近い色の制服を着た黒髪の男。
「驚かせてごめんね〜怪しい者じゃないよ！」
「いやどう考えても怪しいでしょこれ…」
五条悟と伏黒恵だ。
「誰だ！雄英の関係者ではないな！？」
皆が先程の敵の事もあって少し脅える中、飯田が委員長として前に出た。
「あーわかんない？この髪！僕は火神Aの親戚だよ！こっちはAの…………何？」
「……さぁ、何なんですかね。ちょうどいい言葉が思い付きません」
「だよねー。んー、何だろ、でもまぁ…家族みたいなもん！まぁ、僕とAは結構似てるし、信じてもらえた？」
五条は少しサングラスをずらして言う。
その時覗いた天色に、息を飲む音も聞こえた。
「火神くんの御家族でしたか！それは失礼致しました！…ですが火神くんは今病院です！其方へ行かれた方が良いかと！」
「そっちにはもう行ったよ！まだ手術中だったし僕の知り合いの医者を残してきたから大丈夫！」
「…それでは何故ここへ！？」
「聞きに来たんだ！あいつの負った、……切り傷と刺し傷の詳細を、ね」
急に低くなった声に空気が冷える。
五条達は、警察等に崩れているのは敵の個性の影響だと聞いていた。
そして、切傷と刺傷は彼女の持つ短刀によるものだろうと察した。
位置も位置＿掌と胸＿であるし、そのような所をAが切られようも刺されようもないだろう、と。
「あの、俺、最初飛ばされた時、火災ゾーンで一緒だったんですけど……掌の切り傷は、…短刀を逆さに持ったからです」
「さ、逆さ……？」
「何のために…」
尾白の話を五条らが静かに聞く中、生徒たちはその内容に驚く。
「何か、刀で戦ったら、……殺人、になっちゃうから、って、本当は棒探してたんだけど無くて、みたいな」
「さ、ささ、殺、人？」
「じゃあそもそも何で短刀持ってんだよ……」
Aの行動とAが脅えられている状況に、伏黒は呆れたように額を手で押えながら溜息を吐く。
「成程ね。刺し傷の方は？」
「……刺し傷？」
「少なくとも戻ってこなくなるまではなかったと思うわ」
その発言に、自然とAを運んできた切島の方に視線が向く。
それに倣って五条と伏黒も切島を見る。
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檸檬ノ紅茶(プロフ) - カド松さん» ええええそれは嬉しすぎますありがとうございます(＞＜)(＞＜)(＞＜) (2021年5月18日 16時) (
レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬ノ紅茶(プロフ) - 八守葵さん» ううう嬉しいです優しいお言葉ありがとうございます頑張ります(；；) (2021年5月18日 16時) (レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
カド松(プロフ) - ヒロアカ知らないけど、この感じがドストライクなのでヒロアカ見てきます (2021年5月18日 5時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
八守葵(プロフ) - 初コメ失礼します！このお話に好みをドストレートに貫かれました！！超大好きです！無理しない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (2021年5月18日 5時) (レス) id: e7d640d42f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬ノ紅茶 | 作成日時：2021年5月6日 21時
