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6 隣の席 ページ7

ヤバい……。席を間違えた。

いや、並び順の流れで座っちゃったんだけど よく見たら黒板に席の紙貼ってあったわ。
全然気付かなかったよ。

後ろの席だから黒板に貼ってある紙が見えないなぁ。

絶対これ誰かと席間違えてる。
これ、今更遅いな。明日まで待つしかないのかな。

先生が色々説明した後、少しだけ休み時間があった。
これは、チャンスだと思い急いで黒板に貼ってある紙を見ようとした。

すると、後ろから袖をぐいっと掴まれた。

「へ?」
私は、後ろを見た。
そこには、あの美男の喜八郎くんがいた。

「ちょっと、どこに行くつもり。席変わってほしいんだけど。」

バーーーーンッ!!

私の何かが爆発した。

え、待って。めちゃくちゃ恥ずかしいんだけど は?
喜八郎くんの席に私が座っちゃったの?こんなことある?
「ご、ぉめぞ!」

しまった。ごめん!って言ったつもりが噛んでしまい自分の母国語(笑)を喋ってしまった。何が ご、ぉめぞやねん。ふざけんな。

「ご、ぉめぞ。」
繰り返さなくていいから 本当にごめんなさい。
「あっ、てか 隣の席なんだね よろしくね。」
もう、自分でも何を言ってるのか分からない。

「ん…まぁ、よろしく。」
あれ、意外と優しいなと思った。
「君が恥らないように わざと僕は君に合わせて君の席に流れで座ってあげたからね。」
「ありがとう、ごめんね。」
いや、ガチでごめんなさい。

「今日は、この席で座るね。先生に気付かれて皆の前で「席変わってる」なんて言われたら 僕も恥ずかしいからね。」
「ありがとう、なんか本当に申し訳ないです。」
「水筒拾ってくれたお礼。」
水筒拾っただけでこんな助けてもらってええんかい。

「君、名前は?」
「神野Aだよ。」
「ふーん、僕は 綾部喜八郎。隣の席同士よろしく。
別に仲良くしてもいいけど うっとおしい絡み方はしないでね。」
「あ、はい。よろしくね喜八郎…くん。」
喜八郎くんは、あくびしながら、はいはい。と答えた。

「席に着いてください。色々プリントを出します。」

私は、席に着いた。
喜八郎くんと、友達………??に、なれたのかな。

でも、なんか さっきまでの緊張は無くなった気がする。

____

少しだけ実話混じってますこの小説(笑)

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設定タグ:忍たま , 現パロ , 綾部喜八郎   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみに待ってます! (8月14日 21時) (レス) @page40 id: bcec8c1963 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 続きが読みたいです。 (2020年4月10日 13時) (携帯から) (レス) id: 02498dbfba (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺 - 続きめっちゃ気になります!毎日楽しみに待ってます! (2019年7月11日 19時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
名無しの妖怪(プロフ) - 面白いです!もう色々と設定とか大好きです。綾部くんと孫兵くん可愛い。立花先輩美しい。 (2019年6月18日 4時) (レス) id: 6c6e64c690 (このIDを非表示/違反報告)
pukipukibayo(プロフ) - ハイビスカスティーさん» 読んで下さりありがとうございます。ふふふ それは、後からのお楽しみです。これからも、気長に更新していくのでどうか恋罠を宜しくお願いします。 (2019年5月4日 9時) (レス) id: e62a57e8a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pukipukibayo | 作者ホームページ:http://aka  
作成日時:2019年5月1日 16時

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