恋の罠【綾部喜八郎】

39 ページ40

その後私は、親とも色々話した。破れてしまったスカートも緊急で学校側が注文してくれた。

「A、次何かあったら私達にちゃんと言ってね。」
お母さんは、心配そうに見つめた。
「うん、大丈夫だよ。」
私は、「いってきまーす。」言った後学校に行つた。

学校に着くと、色んな人達が心配してくれた。
鉢屋先輩は、
「すまなかったな、俺の学年が。」
と、申し訳無さそうに言った。
私は、大丈夫ですよ と返した。
先生や、先輩に沢山声を掛けられた。

教室に着くと、同級生が皆寄ってきた。
「傷大丈夫！？」 「怖かったでしょ！？」
「でも、先輩助ける為に入ったなんてスゲーな。」と声を掛けてくれた。
チャイムが鳴ると、皆 席に着いた。
先生も
「皆、学校で問題があったら隠さずにすぐ先生達に言うように」
と言った。
喜八郎くんは、机にうつ伏せになりながらずっと私を見ていた。
「LHRは、遠足について決める。」
そうか、もうそんな時期か。

私の学校では、一年生は遠足に行って二年生から修学旅行に行ける。
雨天になると、遠足じゃなくて水族館に行くそうなので一年生は、雨天になってほしいと願ってるらしい。

遠足も水族館も楽しみだなぁ……。

私は、早く行きたいと思ってた。

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←38 終幕

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す