恋の罠【綾部喜八郎】

22 自己紹介 ページ23

私は、ギリギリで弁当を食べ終わることができた。
喜八郎くんも、教室に戻ってきた。
この後、自己紹介があるのだけど自分の出席番号と名前と好きな事もしくは、物を言わければならない。

喜八郎くんは、五十音順だと最初の方だから最初らへんに紹介する。

1番から順番に自己紹介をされていく。
そして、喜八郎くんの番になった。、

「5番の、綾部喜八郎で〜す。僕の、好きな事は落とし穴を掘ることでーす。色んな、穴を掘る道具を持っていますが 特に、自分の御先祖様が使っていた踏鋤の踏子ちゃんを愛用していま〜す。よろしくお願いします〜。」

喜八郎くん、落とし穴掘るのが好きなのか……凄い変わり者だな。流石の女子達も これでかっこいいと思うなんて……と、思ったが周りを見渡すと
「ウットリ…」とした、女子達が沢山いた。
男子達は、なんだコイツみたいな目で見ていた。

順番が回ってきて私の番になった。
「10番の神野Aです。好きな物は、動物です。家には、私の好きな猫がいます。よろしくお願いします。」
皆に拍手された。

私は、席に戻ると喜八郎くんがじっ……と私の方を見ていた。

？

どうしたのだろうか。

五十音順だと次はタカ丸さんだった。
タカ丸さんは、いるかなと思ったが どうやらいなかった。

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