12 お互い ページ13
「今日は、疲れたなぁ……。」
私は、晩御飯ぐったりしながら食事をした。
「Aの、制服姿凄く素敵だったわ。高校生活楽しみね。」
お母さんは、微笑みながら話した。
その後、「お母さんは、お父さんとは高校の時出会ったのよー」とか「お母さんは、ミスコンで優勝したのよー」とか、耳にタコができるくらい自慢話を聞かされた。私は、全て苦笑いしながら聞いていた。
お父さんは、やめなさいと満更でも無さそうな顔で止めようとしてた。わかりやすいな。
今日は、早く風呂に入って寝ようかな。
___
「滝夜叉丸〜野菜炒め、味濃い。」
「うるさい!文句言わずに食べろ。」
「でも、ご飯と合うから美味しい。」
「はっ、ははぁーん。私は、どんな料理でも美味しく作れるからな。他のご飯とのバランスを考えて作ってるからな。あぁ、なんて自分は美しいのだろう 勉強もできて運動神経も抜群でその上家事もできるだなんて。」
「うるさい。」
喜八郎も、耳にタコができるくらい滝夜叉丸の自慢話を聞かされていた。
「(今日は、もう疲れた。と言うか、入学式からもう眠かったな。全く、入学式なんて無くても良いのに。)」
「喜八郎、高校はやっていけそうか。」
「んー……。」
「(まぁ今日は、面倒くさかったけど 悪い気はしなかったな。)」
喜八郎は、自分の携帯に送られてきた今日撮った集合写真を見つめいていた。
「こらっ、喜八郎!食事中に携帯をいじるな。」
そんな、滝夜叉丸の言葉なんて聞いていなかった。
写真の彼女は、楽しそうに笑っていた。
『神野Aだよ。』
『私、喜八郎くんのことが嫌いな訳じゃなくてっ!』
『ちょっ!やめ アハハッ』
喜八郎は、ため息をついた後に、
お茶を飲んだ。
『ご、ぉめぞ!』
「ブーーッ!!」
「ど、どうした!?喜八郎!急にお茶を吹き出して。」
「ゲホッ なんでもないって。」
「(気が狂う……疲れたなぁ もう寝たい。)」
お互い、疲れていた。
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理(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみに待ってます! (8月14日 21時) (レス) @page40 id: bcec8c1963 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 続きが読みたいです。 (2020年4月10日 13時) (携帯から) (レス) id: 02498dbfba (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺 - 続きめっちゃ気になります!毎日楽しみに待ってます! (2019年7月11日 19時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
名無しの妖怪(プロフ) - 面白いです!もう色々と設定とか大好きです。綾部くんと孫兵くん可愛い。立花先輩美しい。 (2019年6月18日 4時) (レス) id: 6c6e64c690 (このIDを非表示/違反報告)
pukipukibayo(プロフ) - ハイビスカスティーさん» 読んで下さりありがとうございます。ふふふ それは、後からのお楽しみです。これからも、気長に更新していくのでどうか恋罠を宜しくお願いします。 (2019年5月4日 9時) (レス) id: e62a57e8a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:pukipukibayo | 作者ホームページ:http://aka
作成日時:2019年5月1日 16時