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源治に気を取られて気づかなかったが、馴染みの芹沢軍団だけじゃなくGPSの面々まで勢揃い
『おいおい、全員一緒か、どうしたよ』
芹「時生が呼んだ、俺はいらねえつったのによぉ」
辰「まあいいじゃねえか多摩雄、こんなこと滅多にねえんだから」
『勝手な話だな、お前んちじゃねえっつーんだまったく…』
学「世話んなるぜ！」
『来ちまったもんは仕方ねぇよ、お前が牧瀬で…お前は忠太だな』
牧「おっ、あっ、う、うすっ…」
田「うっす！よろしく！」
『鈴蘭勢力大集合か、すげえな』
辰「入れるか？」
『まあギリギリ、むさ苦しくても文句言うんじゃねーぞ』
伊「悪いな」
『遠慮すんな、ほら、突っ立ってねえで上がれ、ドクターがお待ちかねだ』
豪「じゃ！遠慮なく！」
戸「救急箱の使い方だけ間違えないよう言っといてくれ」
『そりゃ保証しかねる』
明らかに優等生ではない怪我まみれの男たち
考えてたよりも多い患者に、アスカの顔がみるみる引きつっていく
明「何人いんのよふざけんな！あたしは医者じゃないっての！」
伊「おいA、どこが待ちかねてんだ、ブチギレじゃねえか」
『あー、そりゃまあ、いつものことだ』
辰「悪いなアスカ、頼む」
明「頼むって…色々足りないっての！買って来な！」
『わかったって、がなるんじゃねえよ』
芹「腹減った」
学/豪「「あ！俺も！」」
田「俺も！」
辰「おいおい、あんまり好き勝手言うんじゃねえよ」
『わがままな奴らだな』
伊「買いに行くか」
『しゃーねえ、おら、何人か手伝え』
辰「俺行くよ」
『バカ、お前は手当最優先だろうが』
戸「辰川、お前これ以上こいつキレさせる気か」
勇次が言うように、無言で座れと自分の前を指さしてるアスカの顔は、般若そのものだ
やいやいうるせえ群れから外れて、あたしの隣に並ぶ多摩雄
疲れたと言いながら肩に手をかけてくる
例にも漏れずこいつも傷だらけだ
『で？どうだったよ、久しぶりの鳳仙は』
芹「どうもこうもねえよ、俺達の相手じゃねえ」
『「俺達」ねえ…』
芹「なんだよ」
ちょっとはお互い認めてやろうって気になったみてえだ
まとまりのねえやつらだが、自分の信念に従って生きる自由な姿は、嫌になる程誇らしい
いつまでもそのままで、どこまでも高く飛んでけ、カラスども
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作者名：桜 | 作成日時：2024年2月29日 8時
