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『おぃーす』
温「お、やっと来たか」
明「何回連絡したと思ってんの？もう昼すぎよ」
教室に入ると予想通り、アスカの小言が飛んでくる
にしても開口一番かよ…わかっちゃいたけど勘弁してくれ
適当に返事してソファに腰掛ける
明「ちょっと！聞いてんの？！」
『わかったわかった、明日はちゃんと来るって』
希「おはようございますAさん！制服じゃねえの珍しいっすね！」
『あー、うん、まあちょっとな』
温「確かに、どうしたんだよ」
あったと言えばあったけど言えるわけがねえ
ノン…余計なこと言いやがって…
『何もねえよ、気分だ、気分』
温「お前まさか…」
はぐらかすあたしにアッコが青い顔で詰め寄ってくる
『んだよ』
温「鳳仙と喧嘩して制服血まみれとかじゃねえだろうな！」
希「ええ？！マジですか！」
明「あんた！本気で言ってんの！」
『違えよ！ちゃんと見ろ！怪我増えてねえだろ！』
温「わかんねえよ！お前傷ばっかじゃねえか！」
明「服の下見せな！隠してんでしょ！」
『だーっ！違うつってんだろ！やめろバカ！触んな！』
そんな毎日毎日喧嘩ばっかしねえよ
体いくつあっても足りねえだろうが
まとわりついてくるバカ共を交わしてなんとか身ぐるみ剥がされるのは阻止した
例え怪我したとしても今日だけは絶対脱がねえ、見られたら終わりだ
明「なんともないならいいけど、ほんとに余計なことしてないでしょうね」
『お前らほんと信用しねえな』
温「普段のお前見てたらそうなるって」
希「毎日のように傷増えてますもんね」
『だからって鳳仙相手に喧嘩しねえよ』
温「乗り込んだやつが何言ってんだ」
『あん時と今じゃ状況が違うだろ』
誰が好き好んで首突っ込むっつーんだよめんどくせえ
『それよりアスカ、お前今日も図書館か？』
明「当たり前、やらないと追っつかない」
温「毎日毎日よくやるぜ」
明「しょうがないでしょ」
『迎えに行ってやるよ』
明「いらないよ、あんたじゃないんだし」
失礼な女だなほんと、どんだけ信用ないんだ
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作者名：桜 | 作成日時：2024年2月29日 8時
