【文豪ストレイドッグス】何でもします。だって探偵社だもん。

依頼:上目遣いしてみた。 ページ32

細胞様のご依頼です。ありがとうございます。


______…

中島敦
「…‼ は、はぅあ…」

言葉を発せない。発せないんです。夢主が可愛すぎて。意味不な事を口に出すんです。顔真っ赤。
「そ、そそそれは卑怯ですよぉッ…‼」…上目遣いだけでこんなになるとは。



太宰治
「…なに、Aちゃん。」

夢主の姿を見て固まる。何を云おうか考えていると、無意識にこんな事を云ってしまう。
「(こんな時ばかり…ただ、可愛いねの一言なのに…‼)」



国木田独歩
「……………………は、」

凄い間が空く。その間、国木田さんは固まって、書類と手帳をバサバサと落とす。動揺し過ぎ。
「な、なんだその目は……おお俺を出し抜こうとしても……⁈」…ちょっと何云ってるか判らない。(動揺し過ぎて意味が判らなくなってる)



江戸川乱歩
「なぁに〜? お菓子ならあげないよ‼」

違う。そう云う事じゃない。お菓子が欲しいんじゃない。根本的に違う。でも「あげないよ‼」って云った時、菓子をぎゅっと抱きしめる姿が可愛い。
「(何しようとしてるかは判ったけど…黙っておこう)」



宮沢賢治
「? どうしたんですか? あっ空、綺麗ですね〜」

君も違う。空見てたんじゃない、君を見ていたんだよ。それにしても、ニコニコしてる賢治君は可愛い。
「澄んだ青空ですね〜、雲が無い…!」



谷崎潤一郎
「…へぁッ…Aちゃん…⁉」

ナオミちゃんにはこれ以上の事されてるから大丈夫だろうと思ったけど、それでもこんな反応されると………もっとしたくなるよね。
「な、何かAちゃん、最近ナオミ化してきた…?」…ナオミ化って何だ。



芥川龍之介
「(……白目…?)」

何か勘違いしているようです。ていうか非道い。
あれか、アヒル口を「タコ…?」って間違えるやつか。頑張ってるのに気付いてくれないこの寂しさよ‼「……何をしているのだ。」



中原中也
「………お、おう。」

反応が微妙。確かに顔は赤いけどリアクションが薄すぎる。もっと何か欲しい。トボトボ帰ると、後ろで顔を抑える中也さん。
「…くそっ……アイツ…」




______以上。依頼報告ヲ終ワリマス。
細胞様、お気に召されましたでしょうか。

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