episode 4 ページ7
11月6日。
朱里と城一郎の息子、創真が産まれる。
そして程なくして、雫にも待望の娘、Aが産まれた。
城一郎「ふたりとも、よく頑張ってくれたな!
俺息子に親父って呼ばれんのが夢なんだよ!
それと、娘からは絶対パパだな!早くしゃべんねーかな!」
我が子を抱き、幸せに包まれる。
しかし一方で、雫の様態は徐々に悪くなっていった。
______________
二人が産まれてから一年ほどたち、朱里は退院の時を迎えた。
朱里「Aのことは安心してわたしたちに任せて!毎日お見舞いに来るからね!」
雫「ありがとう、よろしくね。」
雫は退院できないものの、Aという希望を手に入れ、日々懸命に生きていた。
こうして入院している間は、朱里と城一郎がAのことも育ててくれている。
朱里は宣言通り、毎日のように子供たちを連れてお見舞いに来てくれた。
その時間は、雫にとってかけがえのないものであった。
雫「いつもありがとう。
でも、朱里も大変だから、無理はしないでね?」
朱里「無理なんて全然!
家からも近いし、何よりこの子達が雫に会いたがるからね。
ピアノ、お気に入りみたいなのよ。」
雫「それは嬉しい」
雫は料理だけではなく音楽の才能もあり、いつも二人にピアノを弾いて聴かせていた。
幸せな日常。
しかしそれも長くは続かなかった。
雫は別れの時を前に、朱里にあるものを手渡す。
雫「これ、Aが二十歳になる時に渡してほしいの。」
朱里「..うん、分かった。」
雫の意思をくみ取り、朱里はそれを受け取った。
そして創真とAが3歳の誕生日を迎える頃、雫は還らぬ人となった。
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篠。(プロフ) - マタタ火さん» すみません、マタタ火様が指摘しているのはどちらのことか教えていただけますでしょうか? (2020年1月6日 20時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
マタタ火 - その先って何ーー? (2020年1月5日 12時) (レス) id: 917dfc6071 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - †NANA†さん» ありがとうございます!訂正致しました! (2019年3月29日 6時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - ページ43で、「知っているよ」が「知ってるいよ」になっています。 (2019年3月28日 23時) (レス) id: e548a45679 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - アリスさん» よろしくお願いいたします☆楽しみにしています(^q^) (2018年6月8日 18時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:篠 | 作成日時:2018年4月25日 20時