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『改めて、司先輩の凄さを実感したなぁ…』
そして場面は再び、創真とA。
司の模擬店を堪能した後、二人は興奮覚めきらぬまま、とぼとぼと山の手エリアを歩いている。
「あんな世界があったなんて、山の手エリア恐るべし！
せっかく来たんだしもっと見て回りてーぜ！」
『そうは言っても、今から飛び入り出来そうなとこあるかな？』
「……！やっぱあそこしかねーよな！」
『…え、まさかえりなのお店？』
「おう、よく分かったなー！」
『いやいや、予約制って言ってたから無理だと思うよ？』
「大丈夫だって！胡椒餅もやったし、恩を売っといて正解だったな！」
そんな会話をしていると、山の手エリアの優雅な空間に不釣り合いな、騒がしい声が聞こえてきた。
『…？何か様子おかしくない…？』
「あっちは…薙切の模擬店の方だよな？」
こうして二人はえりなの模擬店へと向かった。
そこで二人は、一生忘れる事の出来ない料理人を知る事になる。
「えりな…君の料理はこの程度の人種に振る舞うためにあるのではない。もっと仕事する相手を選び給え。君の品位がかすむよ？」
えりなの模擬店に突如現れた、黒いスーツの男。
その男は緋沙子の制止も聞かずにツカツカと店内へと入ってきた。
そして周囲の客を見るなりそう言い捨てたのだった。
「何だと貴様！」
「無礼な！」
「謝罪したまえ！」
それを耳にした客たちは、一斉に立ち上がり抗議した。
しかし客の一人が、男の顔を見て顔を曇らせた。
「あの男…もしや……」
それを皮切りに、皆に"ある人物"の存在が甦る。
「おい、あれは…」
「間違いない！！」
「一体なぜ今になって！？」
「あの男は何年も前に、遠月から追放されたはずだ！！」
その時、緋沙子は思い出した。
えりなの秘書となって間もない頃、緋沙子は学園内の書庫で、昔の学園誌を眺めていた。
すると偶然、えりなの父の写真を見つけた。
しかし、それは何故か音楽室での一枚で、それ以外の写真は一枚残らず処分されていたのだ。
不思議に思った緋沙子は父に尋ねた。
その時返ってきた言葉は、
「えりな様のお父上の事は、誰にも質問してはいけない」
というものだった。
薙切の家において、その男の存在は完全に消去されていたのだ。
「えりな様大丈夫ですか？！」
そして今、えりなは彼を前に震えている。
"顔を見ただけでここまで怯えるものだろうか…"
そう思うと、緋沙子は男に警戒の目を向けた。
「薙切……薊…」
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篠。(プロフ) - ゆかりさん» タクミくんもカッコいいですよね〜(*´ー｀*)後に活躍してもらいますね！！笑 (2019年9月17日 15時) (
レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 篠。さん» タクミくんとの絡みもきになるところです！ (2019年9月16日 22時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - ゆかりさん» これからオリジナル要素が濃くなるので、原作と流れは同じですが、表現の方法や原作に描かれていない場面の設定などによって、見え方が変わってくると思います！楽しんでいただけると嬉しいです(*´・∀・｀*) (2019年9月14日 19時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 原作と少し違うのが良いです！ (2019年9月13日 22時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - ゆかりさん» ふふ、気合い入れて頑張りまーす(*￣ー￣) (2019年9月8日 22時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠 | 作成日時：2019年6月15日 23時
