恋愛日記..ki..4

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そのまま私も、ﾍﾞｯﾄﾞにもたれて眠ってしまっていたようで…









「ぇ…今何時……？」









気がつくと慌てて腕時計を見た。









「…あ……まだ１０時か…」









ほっとして北山さんを見ると…









さっきよりだいぶ、安らかな寝顔に安心する。









すやすやと眠っている姿はなんだか子供みたいにあどけなくて…









いつもの男らしい北山さんは微塵も感じられなかった。









はじめて北山さんのことを、可愛い…なんて思えて。









その寝顔から、目が離せなくなる。









「ほんと、可愛いなぁ…」









しばらく見ていると、静かに目が開いた。









北「…」









「あ……起きました…？気分はどうですか？」






北「え？…うん、だいぶ楽…」






「ほんとですか？よかった。薬、効いたんですね。」






北「うん…今何時？ずっといてくれたの？」






「まだ１０時ですよ。私もちょっと寝てたみたいです。」






北「そっか…」






「熱計ってみましょう？」









…









「37度４分…だいぶ下がりましたね。」






北「ほんと、ありがとな…」






「いえ、全然…」






北「そういえばAも熱…昨日…」






「あ…私のは…微熱ですから…大したことなかったんで…」









罪悪感感じながら嘘ついた。








さすがに今ここで"ずる休みでした"なんて言えなくて…。









北「なら、いいんだけど…」






「…北山さんは…昨日なにかあったんですか…？こんな体調崩すなんて。」






北「あー…出先で急に雨降ってきてだいぶ濡れちゃって…それかな？

　 ちゃんと拭かなかったし、寒かったし。」






「…そうですか…大変だったんですね…」






北「…」

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