第六十五話。平穏。 ページ5
貴「ところで雲雀くん。」
雲雀「…恭弥。」
彼の事を名字で呼ぶとそう返された。
名前で呼ばないと取り合わないつもりか。
貴「…恭弥。」
年単位でそう呼び続けたのだから簡単に直せる訳がないないのだ。
そういうところが彼らしい(我が儘とも言う)。
雲雀「何」
そんな僕の気持ちも知らずに彼は問いかけた。
貴「今日はたぶん君も戦えるよ。」
雲雀「!!…本当かい？」
名前で呼ぶのが照れくさかったから君と呼んだけれど気づかなかったようだ。うむ、よかった。
貴「本当さ。何のために守護者が招集されてると思うのさ。それは…」
「「戦わせるため」」
息を揃えたわけではなく、声が揃った。
顔を見合せ、笑う。
…と言っても彼は声が揃った事を笑った訳ではなく、今日の夜の戦いを想像して笑ってるのだろうけど。
雲雀「…ふぅん。少し興味がでたよ」
貴「そりゃあよかった」
そんな話をして屋上を後にした。
〜〜〜〜
夜になった。
貴「雲雀くん。調子はどう？」
雲雀「問題ないよ。」
彼とともに目的の場所に向かう。彼は戦えるという事を楽しみにしているようで少し歩調が早い。
相変わらずだなぁと思いながらも僕は彼についていく。
すると直後並中からまぶしいほどの光が発生した。
雲雀「!!…」
始まったと思ったのか走り出そうとする雲雀くん。
その肩を掴む。
貴「…まだ大丈夫。始まってない。」
まだだ。
守護者が全員揃ってからだ。
大空(ボス)と天候(守護者)が。
そうじゃなきゃ…
貴「落ち着いていこう。勝負はこれからだ」
面白くないでしょう。
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たかさ(プロフ) - コメントありがとうございます!!とても励みになってます♪面白いお話しが書けるように頑張ります!! (2016年5月10日 20時) (携帯から) (
レス) id: bcb660e1cb (このIDを非表示/違反報告)
雲散霧消ダーク・エンジェル(プロフ) - 続編おめでとうございます！ずっと見てます！これからどうなっていくかハラハラドキドキしながら見てます！頑張ってください！ (2016年5月10日 19時) (レス) id: 73d67d1bd1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ガーディアン@たかさ | 作成日時：2016年5月7日 17時
