[ハイキュー]君に溺れる夏 (ページ41)

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そして＿＿＿

プール掃除当日。

「きゃーっ!」

「男子サイテー!」

あちこちから聞こえる女の子たちの可愛らしく叫ぶ声

私はというと、
黒尾くんとせっせと掃除をしていた

「...ねえ、瀬波さん」

「ん?」

「暑くないの?」

「あ、あっついけど....」

「じゃあ水かけてあげようか?」

「い、いいよ....」

制服でやってるんだから水かけられたら透けちゃう

恥ずかしすぎる

もしそんなことになったらどうしようと

考えていると、

「Aさーん!」

手を振り回しながら私の方に走ってくるハーフくん。

全力で走っている彼を見ると、転ぶんじゃないかとひやひやした

「こんにちは!今日も可愛いですねAさんっ!」

「リエーフぅぅぅうううう!!!!」

「く、黒尾くん!?」

リエーフくん?を怒鳴り付ける黒尾くんは、どこか楽しそうで一安心した

リエーフくんの後ろの方に目をやると、

「こ、孤爪くん!」

「久しぶり、あと....研磨でいいから、てか、そう呼んで...」

不貞腐れたようにそう告げる研磨くん、

何だかプール掃除嫌そうだな...

私は分かった、と返事し、また掃除を再開した