スノさんちのクーデレマネは距離を計り兼ねてます。

目黒/仏の顔は三度も無かった3/3 ページ23

A:side



まだ、ちょっとイライラするし
癪だけど、やっぱり目黒さんが大事な訳で。
私は急いでスタジオに戻る。

『目黒さん！』

深「ちょ、何々！？どったのよ！」
宮「Aさん、一旦落ち着いて？」
岩「A、ゆっくりで良いから…な？」
向「めめ なら、ついさっき出掛けたで？」
ラ「うん、何か用事が出来たって」

『そ、それって神崎さん？』

阿「…神崎さんと何か有ったの？」
渡「え？目黒って、あの娘に会いに行ったの？」

『…っ！』

佐「翔太〜？ちょーっと、黙ろうねぇ？」
渡「こわ！佐久間、こわっ！！」


佐久間さんの視線から逃げる様に私の背中に
隠れる渡辺さんに気にせず、私は先程トイレで
聞いた話を皆さんに聞かせた。


SN8「……………は？」


岩「……ブスなオバさん…だと？」
深「…Aがブスとか、マジ有り得ねぇし」

『…い、岩本さん？深澤さん？』

阿「…神崎さん、鏡見た事無いのかな？」
佐「俺の嫁、馬鹿にするとか舐めてんの？」

『…目が笑ってないんですけど？』

渡「Aの足元にも及ばないって
分からせてやらないとな？」
宮「そうだね。流石に俺も許せそうに無いよ」

『…えっと…落ち着きましょ？』

ラ「今、めめのGPS追ってるから待って？」
向「お？居場所が分かったみたいやな？
…んじゃ、ちょっくら、お灸据えに行こうや」

『…あはは―…笑ってる筈なのに、狂気を
感じるのは何でだろー…(泣)』


＊＊＊


GPSを辿ると目黒さんは直ぐ近くに
居たらしく、案外簡単に見付かった。



…そう、見付かりはしたのよ。

腕を組んで仁王立ちし、無表情で神崎さんを
見下ろす目黒さんと、何故か泣きながら正座
している神崎さんを…見付けた。

…二人に一体何が…。

『えっと…目黒さん？』

目「っ！Aさん！？///」

声を掛けた瞬間、先程の無表情は何処へ？
と聞きたくなるくらいニコニコと嬉しそうに
抱き着く目黒さん。

やっと、目を合わせてくれた〜！
ごめんね？Aさん！
甘える様にぎゅうぎゅうと抱き着きながら
擦り寄る目黒さんに、どうして良いか分からな
くて取り敢えず、頭を撫でた。

すると、泣いていた神崎さんが
物凄い形相で私を睨む。


神「何でこんな地味でブスな
オバさんが良いのよ！？趣味悪すぎ！！」


SN9「あ"ぁ！？」

神「ひぃっ！？(泣)」


結局この後、小一時間程メンバーからの
お説教が続いたらしい。

あ、目黒さんとは、ちゃんと仲直り
しましたので、ご安心下さい(笑)

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