優一郎のズボシ ページ17
「いや……………まじ…やめ…………zzz」
「おい、夕稀、お前帰んねーの？」
俺は、終礼が終わっても爆睡し、しかも寝言まで言っている夕稀に声をかけた。
「あと五分………」
そういって夕稀はまた爆睡し始めた。
「おま………ハァ…」
「部活だりぃ〜」
「ねぇ帰りアイス食べようよ〜」
……聞こえてくる声を聞いて思う。
ちょっと復興しすぎだろ。
民間人のこの平和ボケっぷりは…………
外にゃバケモノが溢れてんだぞ……
「『待ってて♪僕ちんもアイス大好きなんだよね〜♪』ってみんなに声を掛けに行ったらどうです？」
柊がわざとらしくニヤニヤしながら声を掛けてきた。ムカつく。
「グレン中佐は言われてました。
あなたは子供時代に吸血鬼に家族を皆殺しにされたせいで他者と触れ合えなくなってしまっている……と。
仲良くなったあと再び失うのが怖いから。だから怖くて仲間も友達も恋人も………作ることができない。」
見透かしたように喋る目の前の柊に、オレはつかみかからずにはいられなかった。
「勝手に人のこと喋ってんじゃねぇよ………くだんねぇこと言ってねぇでバカに伝えろ。
俺には奴らを殺せるだけの力があるってな」
柊は相変わらず表情の無い顔で、
「と言い出すだろうから、これを渡せと中佐から。」
ピッと渡された紙を見るとそこには、
『仲間も友達も恋人も作れないような童貞くんは軍には入りませーん。
悔しかったら学校で友達の１人でも作ってみろっての。俺に紹介してみろっての。
まぁお前にゃ無理だろうけどなー
プップー』
…………。
「だぁっ！！！
どいつもこいつもバカにしやがって！！！」
俺の大声で目が覚めたのであろう夕稀がん、と顔を上げた。
「優一郎さ、お前根は優しいんだからさ。俺ほどじゃねぇけど。なに？怖い？俺はまた戻ってきたよ？ミカだって、新しく友達作ってほしいっつって思ってるはずじゃん。」
……分かってる。
分かってるんだよ、そんな事は……。
図星なので何も言い換えせないが、オレはやっぱり怖い。失う辛さを身にしみて知っているから………。
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革ベルト
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朔櫻 実桜(プロフ) - 白蓮さん» 大丈夫だと思いますよヾ(*‘ω‘ )ノ更新されていて嬉しいです！続きがきになります( *´艸｀) (2015年8月26日 15時) (
レス) id: cb01b25ab1 (このIDを非表示/違反報告)
白蓮(プロフ) - 朔櫻 実桜さん» すみません、ありがとうございます(^^;)
凄いボンヤリとしたアニメの方の記憶で更新してみましたΣ(/´∧`)
何か違和感や間違いがあればぜひ、御教授くださいっ(ﾟ∀ﾟ) (2015年8月26日 14時) (携帯から) (レス) id: f5d7dd67e3 (このIDを非表示/違反報告)
朔櫻 実桜(プロフ) - 白蓮さん» 大丈夫ですよ！(´▽｀*)更新気長に待ってます！ (2015年8月18日 19時) (レス) id: cb01b25ab1 (このIDを非表示/違反報告)
白蓮(プロフ) - 朔櫻 実桜さん» ありがとうございますっっ(*´艸｀)……今友達に漫画貸しているので更新できなくて……すみません[[汗 (2015年8月18日 15時) (携帯から) (レス) id: f5d7dd67e3 (このIDを非表示/違反報告)
朔櫻 実桜(プロフ) - 面白いです！続きが気になります(´▽｀*)更新頑張ってください！ (2015年8月18日 0時) (レス) id: cb01b25ab1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白蓮 | 作成日時：2015年7月29日 8時
