はっぴーばっどえんど (ページ11)

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～～～かくかくしかじかていねんぴ～～～

『ふーん。つまり、ゲルミュッドって言う魔人の名付けを突っぱねた後にオーク達がやって来て、そんで何故かDランクのはずのオーク達が強くて里を壊滅的に喰われた、と。』

赤「はい…。」

オーガ達辛そう…
分からなくないよ。その気持ち。大切な人達を奪われた悔しさと悲しさ。
忘れようとしたって忘れられないものだからね。

リ「まあ、俺はお前達に対して罪を問おうとか思わないけどな。
ソラノはどう思うんだ？」

『アタシもリムルと同じ気持ちよ。
オーガ達の気持ち、正直分からなくないからね…。』

青「ソラノ殿も我々と同じ経験を…？」

『うん。してる。
もう、随分も前の事だけど…。』

リ「そうか。辛かったな…。」

『うん。』

リ「今は、もう辛くないのか？」

『…正直、まだ辛い。
でも、過去に囚われながら生きてもなにもならない。少しずつでもいいから前を向いていかなきゃ、って思ってる。

アタシの話はこれでお仕舞い。
ね、オーガ達はさ、これからどうするの？』

赤「よろしければ、私達はリムル様、ソラノ様に助力を願いたくあります…！」

『オーク倒すんでしょ？
アタシはいいよ。リムルは？』

リ「俺もいいぞ？
ただ、このままじゃ呼びにくいから名付けを受けて貰うが、いいか？」

赤「分かりました。ありがとうございます！」

『じゃあ、リムルと手分けしてするね』

アタシは赤髪のオーガ、青髪のオーガ、白髪の年上のオーガに、
リムルは紫の髪のオーガ、桃色の髪のオーガ、黒髪の物作りの得意そうなオーガに名付けをすることになった。

リ「じゃあ、名付けをしていくぞ。
順番に、シオン、シュナ、クロベエだ！」

リムルの方は名付け終わったみたい。

そう思ってたら、いきなりリムルが溶けた…溶けた？！

【解。活動するのに必要な魔素が足りないため、現在スリープモードに移行しています。】

マジか。オーガどんだけだよ。

取り敢えず、

『えっと、シオンとシュナ、リムルのことお願いしてもいい？』

ｼｵﾝ&ｼｭﾅ「「分かりました！」」

『さてと。待たせてごめんね？こっちもしていくよ。
こっちから順に、ベニマル、ソウエイ、ハクロウね。』

なんだこれ、魔素がごっそり、、、
あれ、目眩がする…

バタッ

【解。活動するのに、魔素が不足しています。
回復するまでスリープモードに移行します。】

大賢者さんのこの声と、誰かの自分を呼ぶ声を最後に、私の意識は途切れた。

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