プラチナの王子様3

31.5:僕の願いは ページ5

はっきりと、目の前の少女を異性として意識したのは先日のクリスマスパーティーだった。


自分にとって大きな存在だとだと自覚したのは、彼女が昨年、石にされた時だった。


だが、それより前から、この黒髪の少女が気になって仕方なかった。


多分、コンパートメントで初めて会ったあの日から。



＊



ヒッポグリフの裁判を取りやめにする見返りには、僕と付き合えと言うつもりだった。


けれど父親に言っても、とてもじゃないが今更どうしようもない状況だったのと、いつかの時のように�犲莪�だ�瓩反申錣鉾麁颪気譴襪里�目に見えていたからやめた。


だから、グリフィンドール戦で、クィディッチの決勝戦で、ドラコを応援するとーーー頰を赤らめて言った真緒に。

ハリーポッターに勝って、優勝したらーーー�爛灰�ハク�瓩靴茲Δ鳩茲瓩燭里澄�



けれど負けた。

勝てるんじゃないかと思っていた。

しかしファイアボルトを手に入れたハリーポッターに、叶わなかった。




�牴燭撞Г辰燭痢���


試合で負けたドラコに今更、何か願えと言った真緒は、純粋な目をしてドラコを見上げていた。



真緒の恋人になりたいーーーー



そう言ってしまおうかと思った。

一度はっきりと気付くと、自分の気持ちはどんどん膨らんでいくし、彼女の周りにいる男子生徒にこれまで以上に腹が立つ。


(神頼みだなんて、馬鹿らしいーーーちゃんと言わなきゃ意味ないだろ…)


喉まで出かかった言葉を、何とか飲み込んだドラコは、にやりと笑って�猖佑竜〃�を損ねるなよ�瓩噺世辰拭�


真緒に一番近いのは僕だ。

コリン・クリービーやウィーズリーの男ども、セドリック・ディゴリーよりも。




�爛疋薀魁△魃�援するーーー��



対極の寮で、優勝杯がかかっていても、僕を応援すると言った真緒。



今焦らずとも、真緒は必ず僕の隣に来る。



そう思ったドラコは、昨年できなかったテスト勉強を真緒と一緒にすることにした。




fin.31.5

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